光が透け、少し断熱性があり、破れにくい障子

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室内の建具は部屋を仕切るためだけのもの?
個室に入るところには部屋の様子がうかがい知ることができない扉の
ことが多いですよね。
でもあいまいに仕切ることができる建具も多く存在します。
ガラスの入った扉、ルーバーが入っていて風が抜ける扉など。
そのなかでも「障子」は光を透けさせながら、部屋の向こうが見えず、
ゆるやかに部屋を仕切ることができる良い装置です。
写真にある建具は、縦格子の両側に和紙を貼ることで
一般的な片面の障子に比べて空気層がある分だけ断熱性がある
両面和紙張りの障子です。
両面和紙張りなので、桟の奥行きが片面障子に比べて大きくなるので
価格的には障子、よりは建具に近い、すこし高価な建具になります。
さらに貼っているのは障子紙ではなく、
ワーロン紙という強化された障子紙。
10年くらいは張替え不要な障子になります。
両面に貼るので、光の透け具合、扉の向こうの気配は
薄い障子紙を使ってもあまり透過性は高いものにはなりませんが
かえってそれが良い雰囲気に。
1枚目の写真にあるように、壁面いっぱいに使うと
あたかも壁が明るく光っているかのような効果があります。
建具一つで空間の雰囲気を変えることもできます。

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