二階LDKにした時に注意するべきこと


都市部のコンパクトな敷地の場合、陽当たりの良い二階にLDKを配置することがありますね。
そのとき、大きな家具、家電をどこから搬入するか、ちゃんと考えていますか?
道路側に大きく開く窓もしくはベランダがある、ゆったりした階段がある、吹き抜けで一階とつながっている。こうした工夫があれば何の問題もありません。
しかしながら大抵は階段もコンパクトに作って、居室を広くしたいもの。
人間が通れれば、家具だって通ると思ったら大間違い。人間はクネクネ曲がりますが、家具は曲がりません。
ソファ、冷蔵庫などは大きくて、曲がらないものの代表。
写真にある住宅の階段もそのようなシビアな条件でした。階段が途中でクランクせずに真っ直ぐ登るだけならまだ良かったのですが、リビングを広く取ろうとすると、どうしてもクランクしてしまいました。
結局は、階段の手すりを取り外し式にしておき、大ものの搬入時には手すりの幅分だけ階段を広く使えるようにしてあります。
立ち会ってはいないですが、冷蔵庫の搬入は一大イベントだったみたいですよ。
住まいにも、搬入ルート計画が必要です。

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