
忘れないうちに夏の旅行記を少しづつ。
この夏は7月にウィーンとブダペストに行きました。
暑さは日本と変わらず暑いですが、湿度が無い分楽ですね。
日が長いので、子連れでも8時、9時ごろまで出歩いていました。
街歩きの脚として使うのがトラム。
町中いたるところに走っていて、信号渡ればすぐに乗れる便利さは、
都市を快適に利用するには必需品とさえ思える移動手段でした。
東京のように地下鉄がメインというのもいいですが、
風景を眺められないから、いつまでもピンポイントでしか町を
とらえることができない。
トラムだと移動中の町並みも一緒に覚えていられる。
もちろんバス、という手段もありますが、これはあまりに細かくて
にわか旅行者には、ちとハードルが高く、あまり使いませんでした。
トラムの路線番号を覚えて、発車間際に走り乗ることができたら
ちょっと旅慣れた感じがしてうれしいものでした。
写真はウィーンでの朝の街角風景。
高架の上を地下鉄が走り、犬の散歩をする自転車と、トラム、そして車。
何とはない風景ですが、日本の道路の幅員を考えると、
こういった複数の交通手段が平面的に交差すること自体が少ないかも、
と思ってパシャリと撮った一枚です。
カテゴリー: travel / 旅・散歩
LOST & FOUND


朝晩は少し涼しくなりましたが、まだまだ暑い日が続いてますね。
私はこの週末は山梨で連日の打ち合わせでした。
その帰りの電車でのお話し。
山梨事務所が各駅しか停まらないので、鈍行で中野まで帰ることが多い私。昨日は高尾で中央特快が隣で待っていたので、ラッキー、これで早く帰れる。
ハズでした。
が、八王子を過ぎたあたりで何か荷物が足りない、と気づく。バッグにキャスターと、あと何だっけ。模型だ。網棚だ。やっちまった~。
模型の入っているビニール袋はそれだけでもかなり大きくて、床置きするのは難しく、網棚に上げてあったのですが、寝ぼけている時はこれが危険。せっせと作ってきた模型だから、もう一度なんて作りたくない。いや参った。
豊田駅であわてて降りて、駅員に聞くと、忘れ物承り所、なるものがホームにあるとか。そんなものが駅にあることすら知らなかったので、看板には後光が差しているように見えました。これは言い過ぎ。
降りた電車がたまたま車庫に入る車両だったので、点検が入って、高尾駅に取り置きしてくれていました。これが、甲府まで引き返すハメになっていたかと思うと、不幸中の幸いとはこのこと。
帰宅が1時間ほど遅れただけで、事無きを得ました。良かった。
数年前には、パートナーの標が山手線の網棚に忘れた荷物を、ちょうど一周して同じ場所に乗った私が拾うという神業をしたこともあります。
網棚の荷物は忘れがち。みなさんも疲れた時の網棚は要チェックですね。
夏のハイキング 西沢渓谷
忠太に遭遇

両国を歩いていたら、伊東忠太の震災記念堂に遭遇。
正面から見ると唐破風のある和風建築だったけれど、
近寄ってみれば鉄骨鉄筋コンクリート造のがっしりした建物で、
後方には物見櫓まである外観は異形な雰囲気を醸し出していた。
これぞ忠太らしい。
建物は今でいうコンペ形式で選ばれたらしく、
資料館にはコンペ案のパースが葉書大の大きさながら
いくつも飾られていました。
記念堂だけにシンボライズされた建物が求められたらしく
似たものは一つとしてなく
忠太になった経緯はよくわからず。
今話題になってる新国立競技場のコンペでは
経緯を後世にはっきり示してほしい!
と思うのは私だけではないハズ。
資料館にある東京市の震災復興模型が大きくて圧巻。
ガラスケースに逆トラス梁までついてました。
ここは建築オタクの隠れた穴場かもしれません。

川越まつり


昨日は川越在住の造形作家佐藤伊智郎さんに誘われて
川越まつり&ホームパーティーに家族で行ってきました。
私は埼玉の所沢出身なのですが、川越まつりどころか川越に降り立つのは初めて。
こどもは山車や踊りを見て歩き、わたしたちは蔵造りの街並みを見て歩ける
とても楽しい一日でした。
黒漆喰の街並みはたまたま開発から取り残された旧市街を保存することで
できたもののようですが、
今では電柱もなく、マットな質感の黒い外壁が並ぶ様子は
正直かっこいいし、他ではまねできないエリアを作っています。
黒漆喰の外壁は、備長炭を漆喰に混ぜ、左官工事で塗った後は絹で拭き、
最後は素手で磨き込むんだそうです!
んー何たる手間。
途中、お寺の境内には国内唯一の手作りお化け屋敷の店なども出ていましたが
泣き叫ぶ子供を無理には連れて入れず、断念。
このお化け屋敷、大寅興行社という見世物小屋一座が運営するもので、
麻布十番まつりや花園神社まつりにも出ているようです。
ドキュメンタリー映画も上映されているくらい、希少価値のあるもの。
見たかったな―。



あいにくの雨模様になって、夕方からはひと駅移動して伊智郎さんの家でホームパーティー。
ご実家でパーティーを開いていただき、隣接する彼のアトリエを拝見し、
さまざまなアーティストに出会うという、盛りだくさんな時間でした。
なかでも楽しみだったのはアトリエ訪問。
作品を見れて、製作の過程がわかる、作家のアトリエほど楽しいものはありません。
伊智郎さんは鉄を使ったアートを造る作家。
異形鉄筋を曲げて作ったテーブル、緑青が吹いた銅板で造った森を飛ぶ昆虫がいる鉄製欄間、
角鋼をねじった独鈷杵みたいなもの。
最近見ていなかった彼の作品は、確実に良くなっている!と感動。
展覧会ではいつもバシッと決めている伊智郎さんも昨日は作業着だったので、
いつも気になっていた、熱を使わないで手で鉄を曲げている様子を見てみたくて、
「鉄はどこで曲げているの」と軽ーく振ってみました。
優しい彼は6ミリ厚ぐらいの2mほどあるフラットバーを持ってきて、目の前で実演してくれました。
土間に置いた鉄に体重をかけ、
「フー」と息を吐く時にだけ曲がっていくフラットバー。
迫力ある力作業。その様子に他の人も興奮。
異形鉄筋も角棒も工具は使うものの、基本は手作業で曲げていくんだそうです。
すごい。かっこいい。
この日はご実家にまつわる建築的な話題もたくさんあったのですが、
それはまた、別の場所で。
とっても楽しい一日でした。伊智郎さん、ご家族の皆様ありがとうございました。
哲学堂公園


近所にありながらまともに行ったことがなかった哲学堂公園は
その名の通り哲学ワンダーランド。
園内の看板、解説文まで哲学用語びっちり。
「唯物」とか、「認識」とか学生時代にお目にかかった用語に
脳みそが懐かしんでおりました。
哲学の賢人を祀った建物は、三角形だったり、六角形だったりと
これまた現在の自分が楽しめるオモシロ建築がいっぱい。
公園としては山あり小川あり、遊具ありとこどもが1日遊んでも
飽きないほどの広さがあって、娘はテツガクということばだけ覚えていても
単なる公園であります。
大人も子供も楽しめて、これぞテーマパークじゃん、と思った次第。
どこぞの○○ランドより面白いぞよ。
あ~もっと早く知っていればよかった。
また行ってみよっと。
1枚目の写真
哲学堂だけに瓦にも哲の字が。哲哉さんとか哲夫くんとかが泣いて喜びそう。
2枚目の写真
平田篤胤やらの3賢人を祀った三角堂。地山まで三角になっていて、
三方に階段がついておりました。
ちゃんと軒反りまで付いていて、扇垂木の刻みは難解を極めたんじゃないだろうか
と大工さんのことを考えたりしてしまいます。
3枚目の写真
公園の案内看板。ひらがながないと、こどもには全く読めません。
それにしても哲学を体験できる場所なんて、世の中他にあるのか?!
こりゃすごい場所かも。

JR横浜駅の10番線ホーム
節分
ぶどう狩り

昨日は勝沼の九農場で毎年恒例のぶどう狩り。
日よけのカバーが掛けられたぶどうの房がどこまでも連なる景色は
美しく幸せな風景です。空気もどこか甘い。
猛暑が続いた今年は甘すぎるくらいの実が多くできた、と言っていました。


ロザリオビアンコ、甲斐路、ピオーネ、巨峰、キングデラウェア。
これ試食させていただいたものです。
黄色いのはシャインマスカット。
新しい品種で生産量が少なく、まだお高いものだそうです。
検索すると緑色の写真が多いけど、いただいたのは黄色でした。
品のある、どこかぶどう離れした甘さ。皮ごと食べてちょうどおいしい。
写真を撮っている間、長年お付き合いのある義父母はぶどう棚の下で
話し込んでおりました。
帰り際、こどもが干しブドウ好きなんですが、ありますか?と聞くと
取り損ねたデラウェアが勝手に干しブドウになってるだろうから見ておいで
と言われて探索に。

ありました。枝付き干しブドウ。高いんだよね東京じゃ。
畑の肥やしになるくらいなら、といくつか分けていただきました。
ありがたい、感謝です。
試食のぶどうでおなかいっぱいになるほど食べさせて頂いて帰りました。
清里フィールドバレエ


昨日の夜は清里のフィールドバレエに行ってきました。
娘が昨年連れて行って楽しかったらしく、今年も。
私は3回目、妻は5回目ぐらい。十分常連だなあと思っていたら
昨年お手伝いした甲府の家のクライアントは初回から行ってると聞いてビックリ。
清里でバレエをやるなら、夜に屋外でやってはどうかと助言をされた張本人だとか。
なるほど納得。
今年で23回目というから、継続していることがまず素晴らしいイベントなのですが、
まちづくり、という面からも注目すべき成果を上げつつあると思います。
表通りからは一本入ったところ、しかも谷地に歩道をつなげて街を作っているので
清里の別荘地に車でアクセスすると素通りしてしまう場所ですが、
ショップやパティスリー、別荘、工房、コテージなどが森の小径沿いに点々としていて
一つの世界を作っているエリアです。
聞くと、巨大資本が入っているわけでもなく、ひとつひとつ土地を買い足して
作っていかれたそうです。
清里と聞くと原宿のような駅前ショップの喧騒をイメージする人もいるでしょうが
こんな場所もあることをぜひ知ってもらいたいところです。







