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VOLA 50周年
水栓金物の定番、VOLAが創立50周年を迎えて、日本の代理店であるCERAトレーディングで2日に渡って講演会を開催すると聞き、聞きに行くことにしました。
CERAトレーディングさんは31会でLOVE! bathroomという連続展覧会を開催させていただいていたり、VOLAは設計を始めた頃からずっと変わらない定番の商品だったりと、勝手に親近感の湧く組み合わせだと感じています。
アルネ ヤコブセン、という建築家はご存知ですか?VOLAのデザインは彼のもの。コルビジェなどと同世代?同時代?のデンマーク近代建築の巨匠です。
驚いたのは、今のVOLAの役員が、私たちの使命はヤコブセンの理念を継続することだ、と言っていることです。
新しい商品を開発するときも、すでにある商品をバージョンアップするときも、ヤコブセンならどう考えるか、を第一優先とするらしい。
この話を聞いた時点で、同席していた建築家は心掴まれたハズ。
もう一つ心を掴まれたことがあります。
水栓金物は型に溶かした金属を流し込んで大量生産するもの。それがVOLAでは、錫にしろステンレスにしろ、無垢の塊から削り出ししているということ。
この無垢って言葉にも弱いんですよね。
混ざりっけなし、もしくはひとつひとつカタチを作り出している感じがするからかな。
とにかく、この二点がある限りまだまだ続きますね、VOLAの水栓。
あっ、でも高いのであんまり数多くは使えません。悪しからず。
安心のトイレ備品?
ファブラボ展示会
オープンキッチンをつくるには③
― 使っている家電は何ですか ―
キッチンのカウンターの上に何かしらあると美しく見えないもの。
家を新しくする時には、片付ける場所が無いんだからとあきらめずに、
きちんとしまえるキッチンにしたい。
カウンター下の収納がフルオープンの引き出しになってから、
キッチン自体に無駄なスペースが減って、収納量が増えてきましたね。
それでも簡単にしまうことができないのが家電。
季節ものであればパントリーに置いておくこともできますが、
毎日のように使うものは近くに置いておきたいもの。
でもキッチンで使う家電って何だろう。挙げてみましょう。
炊飯器、電気ポット、トースター、電子レンジ、オーブン、コーヒーメーカー、ブレンダー。
みなさんも書き出してみてください。意外と数が多いものですよ。
さて、これをスッキリ見せるにはカウンターの上には置かず、
タワー状に縦に積むのが最も簡単な解決方法。私は家電タワーと呼んでます。
写真の冷蔵庫横にあるのがそれ。
他にもカウンター下や壁面収納にビルドインできるタイプの家電もあるので、
少しお金をかけてそいうったものを選ぶこともできます。
写真にあるのはコンロの下にガスオーブンレンジをビルドインしたもの。
レンジを使うたびにしゃがむのは大変だったりするので、
一概にビルドインがいいかどうかは考え方によるのですけどね。
いずれにしても日常使いの家電はなにか、
今までは使っていたけど、無くても生活できそうな家電はなにか。
スッキリしたキッチンを作るためにはこうした家電の整理が欠かせませんね。
レンガタイルのサンプル
先日打ち合わせのために訪れた、
とある設計事務所に並べられていたタイル見本。
どれもかっこいい。。
私もこんな外壁を提案できるように
なろうっ!
その事務所のスタッフとの会話。
「横に使ったら、ボルダリングできますね。」
「それって、防犯上良くないってこと?」
「・・・」
RIKI CLOCK 修理
3年ほど前に買った渡辺力デザインのRIKI CLOCKの壁掛け時計。
先日突然停止してしまいました。電池を交換してもウンともスンともいわない。
保証期間は過ぎてるし、修理するの?送って?
と思っていましたが、製造元のタカタレノムスのHPを見ると、
こちらからの送料は別にして、修理代、税金、代引き手数料全て込みで
¥2700でやってくれるとのこと!
そりゃ頼むでしょう! ということで早速送りました。
レノムスの修理ページ
http://www.lemnos.jp/contents/support_2.html
壁掛け時計がなくなってみると、生活の中で時計を見るしぐさが
癖になっていることに気付きます。
時計君に止まってしまわれると、何から何まで不便な感じ。
3年より前は壁掛け時計すらなかったのに、不思議。
早く帰ってきてね~。
照明器具に出会う
よく立ち寄る近所のインテリア雑貨のお店、LAMPADAさん。31会のチラシを置いていただいていたり、靴を買ったり、カフェでお茶をしたりといつもお世話になっているのですが、先日、昔作っていた照明器具を蔵出し展示販売していました。
どれもかっこいいモダンデザインで、その中の一つに思わず一目惚れ。オリジナルの器具を作って60年、先代の頃と言うから30年ほど前の製品だろうか。ミラーガラスがまぶしさを抑えつつ、大きすぎるほどのメッキフレームがいい存在感を出している。
L字に配したソファの結節点にローテーブルを置き、その上に置いたらバッチリ!なんて盛り上がるものの、L字のソファがそもそも置くスペース無いし、ナクナク断念。
いまでは作れる工場がない、メイドイン東京もの、だそうです。どなたかいかが?
LEDの色温度
明かりには色温度があります。いわゆる蛍光灯ね白っぽい色、白熱灯の黄色い色、ロウソクの色など。それを数値化したのが色温度。家のなかでも使う場所に応じて色温度を変えて計画をしています。
ここ数年で消費電力の少なさとランプ交換の手間のかからなさから使う機会が増えてきたLEDにも様々な色温度に対応した商品が出てきました。
3月に出掛けたライティングショーで興味を持った、DNライティングさんに問い合わせたところ、サンプルを持っていくので是非見てくださいとのこと。
実際に見て、照らしてみると、パウダールームにはこれかなとか、この器具なら店舗にいいねとか、同じ色温度でも器具の形によって感じかたが違うことなどが一目瞭然。面白い使い方のできそうなモノなど、新しい発見もありました。
まだまだ白熱灯には変え難い、という意見もありますが、エコという観点だけでなくセレクトするに足る照明になってきたのではないでしょうか。
中野で青空浴槽体験
広島から鋳物製のホウロウ浴槽2つを車に乗せて大和重工さんが来てくれました。
こりゃ見に行かなきゃ、ということで二人で事務所の下で露天風呂ならぬ
青空浴槽体験となりました。
あらかじめ鋳物製の良さを聞いていたので、ある程度は把握していたつもりでしたが
手作りのホウロウの質感などは現物を見てみないとわからない愛着の持てそうな良さがありましたね。
「いつから作っているの?」とのこちらの問いかけに
「天保2年創業です」とのご返答。恐れ入りました。
工場で作っている過程を1分間のビデオにまとめたものも見せていただきました。
重そうなな抜き型を重ねるところ、真っ赤に燃える鋳鉄を取り出す巨大なトング?
手間をかけて手作業でホウロウ塗装を重ねるところなど
ものづくりをするもののココロをくすぐる映像が満載でした。
はっきり言ってこれはおススメです!