一年検査


昨年竣工した、川越スイミングスクールの一年検査を実施しました。
運用してみないとわからない、空気の流れ、建具の動き、目地のひび、など細かな部分を設計側から設備設計を含めて3名、施工側から10名程度、施主側も含めると15名以上で建物全体を確認しました。
特に換気に関係する空気の流れは、建物最大の空間に設置してあるエアハンドリングユニットの換気に引っ張られて、想定外の動きをしていました。設計当初から、施主から「運用してみないとわからないよ」と言われていた通りの現象です。
検査では、考えられる原因を発見できたので、施工会社には早期に改善を依頼しました。
補修工事もよろしくお願いします!

消防検査

 
竣工時の検査、第1弾、消防検査。 
建物には消防設備と呼ばれる、さまざまな機器が必要です。
万が一の火事などが起きないように。また起きたとしても初期消火できるように。
消防隊の進入時に障害とならないようになっているか、などなど。
あらかじめ図面段階で打ち合わせはしているものの、
最後は消防署の担当者が現場に来てチェックします。
1枚目の写真は消火栓の放水試験。
必要な水圧が確保できているか、実際に放水します。
2枚目の写真は救助袋と呼ばれる、袋状の滑り台。
3階の窓を開けて、この筒の中をクルクルと廻りながら
地面まで降りてきます。
やりたかった?いやいや結構な高さから降りるので、
失敗したら怖いじゃないですか。
というわけでなく、私も一応、検査される側なので。。。
いくつか指摘事項はあったものの、
是正工事を行えば、検査はパスの予定です。
この後も各種検査で4月は何度も川越に通うことになります。

一枚一枚

 

仕上げ工事が進む川越プロジェクト。
プールはステンレスにタイル貼。
面積がそれなりに広いので、
数枚をシートに貼った状態で貼るかと思いきや、
一枚一枚手貼りです!
気の遠くなる作業だあ。
 いったい、何枚あるんだろう。
ご苦労さまです。

並んでおります

 

屋根に並ぶ太陽熱温水器。
ズラッと15台。
川越プロジェクト。
 温水プールがあるので、太陽の熱を頂いてお湯を作ろう、
という単純明快なアプローチ。 
しかも業務用にシステムを組む訳でもなく、
簡単な家庭用温水器をいくつも並べているだけ。
単純な仕組みのものは壊れにくい。
太陽のエネルギーを電気に変えようとせず、
熱を熱として利用するのが、いろんな意味で正確です。
春には竣工予定です。

仕上げ前


寒いですね~。どこにいくにも襟巻きと手袋が手離せません。
さて、年をあけてからはどの現場も仕上げ工事に向けて作業が進んでおります。
写真は人目には触れない下地工事の一枚。
意外とこういった素地が好きです。いい色ですよね。
プラスターボードというものです。
この下地工事の間に、図面通りに行っていないところを見つけないと、後から直すのは大変。
指摘するなら今でしょ!
ってことで、定例会議が終わった、誰も職人のいない、現場でチェックしています。
それにしてもコンクリートの建物は寒い。
みなさま風邪などひかぬように。

折板を現場製作

折板を現場製作。

住宅規模の現場では見かけることのない風景に、静かにココロわくわくしてました。

屋根材として板金というものがあります。

たてハゼ、横、一文字、折板、などとさまざまな断面形状を持った製品です。

川越の現場では30m越えの折板屋根。

てっきり、トラックで積める最大長さのものを途中で継ぐものだと思っていました。

「いやいや、現場でロールから曲げますよ。一本ものでしょう、雨仕舞いもいいし。」

そのひと言を聞いた段階から、密かに絶対に見たい!と思っていた、曲げ加工機械。

隣りの既存建物に覆い被さるかのような足場が組まれ、長い加工機械が来た!

いやー、よくわからないですが、かっこいい機械。

羽根みたいな、シルバーの部材がいっぱいついてます。しかも長い!

コレを現場に持ち込む方が、コストバランスいいのか?

雨仕舞いを優先した、現場の心意気か?と悩んでしまうほどの長さ。

しかし昨日はここからとんでもないことが。

10時ごろ機械のセッティングが終わり、あとはロールの鉄板を待つばかりで、ひと休み。

職人さんたちも10時は休憩だし、仕方ない。

我々も会議が始まるので、後でこようと一時退散したのがいけなかった。

午前中の分科会から午後の定例会議まで、昼ごはん15分!しかなく、

バタバタと午後いちから会議をして、14時過ぎだったか、屋根に登ってみると、

終わっていました〜。

そんなに早いのか?すごいね、日本の建設技術。って感心するばかり。

という訳で、実際に折っているトコロには立ち会えず。泣。

また大きな物件を手掛けたいというモチベーションが蓄積できた、ということにしておきます!

もう大型車の荷台に乗っている時点でワクワクです

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長い!
建物の長手方向に屋根が勾配になっており、
さらにしっぽがつくように機械を設置するので、
既存建物の屋根に出っ張るような足場が組まれています。
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こちらは金物、タイトフレームが溶接されて、板金を待つばかりの屋根
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シルバーのローラーが並びます。
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ちょうど正面に富士山!
ここでも勝手にテンションあがる私。
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富士に向かって葺け~、とばかり。
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でも最後は手仕事です。

プール用照明器具



屋内プールは、湿度、温度、塩素が多いので、素材や機器の選定は慎重になります。
照明器具はLED化が進んでいますが、プール用のような特殊環境用の器具はそれほど選択肢が多いわけではなさそうです。
例えば今回の施主要望は、こどもの健康状態を顔色を見て判断したい、というもの。
水銀灯のような色だと、みんな白く見えちゃうので、アウト。太陽光に近い色合いを希望しています。
住宅、店舗用であれば、かなり選択肢がある光の色合いも、プール用で対応できそうなのがパナソニックでした。
光の色合いのことを、色温度、演色性といいますが、さまざまな色温度、演色性を体感していただき、落としどころを決めました。
写真は色温度の高い実機を、皆で確認しているところ。
この日は汐留のショールームに行ったのですが、実は前日もよろず相談会の会合で同じ場所にいました。お世話になります、パナソニックさん。

建て方日和に恵まれました






川越プロジェクトは本日より鉄骨の柱と梁を組む、建て方が始まりました。
粛々と準備が進み、10時頃には一本目の柱が座りました。柱の足元では作業員の安全祈願。米、塩、酒を神に捧げ、皆でお祈り。
柱が増えるにつれ、晴れ間も増えて、鳶さん達の出番です。やっぱり鳶さんはかっこいい。
今日は時間がなく、梁二本だけ見て現場を後にしました。
皆さんよろしくお願いします!

建て方準備完了


台風一過の夏の暑さの中、現場では鉄骨の建て方準備がほぼ終わり、金曜日から鉄骨の柱と梁が運ばれてくる予定です。

先立って、お盆前には長野で鉄骨検査もしてきました。
ものづくりの現場はどこも楽しい。
検査後には工場内を見学。

亜鉛めっき漬けの綺麗な鉄骨。


ロボット溶接機
などなど。
さあ建物がやっと姿を現し始める。
引き続き頑張ります!

仮杭検査




川越プロジェクト、仮杭検査。
昨今、話題にのぼりがちな杭工事。
長さが足りてない、なんてことは無いように確認。
施工会社もチェック体制づくりに余念なく対応してもらっています。
今回は三誠のECSパイル。鋼管の杭です。
いろいろとチェックする項目もありますが、杭工事の担当と話していたら、重機に触って振動を確かめる、という原始的な方法も教えてもらいました。
砂利などの固い地盤に杭の先端が到達すると、重機の震え方が変わる、というもの。
私もやってみました。
確かに。
感覚的にも間違いないと、感じておくのは大事だよね。