デザイン あ展 @日本科学未来館



少し前の話ですが、デザインあ展を見に日本科学未来館に行きました。
あ展、のひねりのきいた展示はどれもすばらしく、どれもこどもと一緒に楽しみました。紋を自分で描いてみよう、のコーナーでは図学としても遊びとしても完成されていて、江戸の頃からこれがあったのかと思うと、素直に感動。作業には没頭。
常設展示にはひさびさに行きましたが、新しい科学の情報を盛り込んだ展示に随時更新されているようで、どれも見応え充分。見せ方にもセンスと予算!をかけている。昔、科学館の設計に携わった経験からは羨ましい、のひとこと。国立だもんね。これくらいやらないと。

新国立劇場20周年を機にいえの修繕を考える


 

ダンスやバレエの講演に年に数回訪れることのある新国立劇場。
新宿のようで新宿駅から行くとちょっと遠い、初台駅。
たまたま中野からバスでアクセスできる利便性が気に入ってます。
先日新国立劇場のバレエ団による講演に行く機会がありました。
久々のメインホール。大きい。
ホールの壁画には20周年の光文字がありました。
え?もう20周年? 
よくメンテナンスされていて、古さを感じたことがなかったので、少し驚きました。
でも国の建物ですし、メンテナンスをしていて当然。
公共の建物にとって、20年は大きなメンテナンスをそろそろ始めようという時期。
コンクリート造の建物なら、屋根や外壁の修繕を足場を組んで行う、
「大規模修繕」といわれる工事が必要な時期です。
マンションをお持ちの方であれば、管理組合の積立金が大規模修繕費に
間に合うまで積みあがっているかどうか、役員たちが頭を悩ましていることでしょう。
実はこうした大規模修繕の時期は外回りの工事だけでなく、
部屋の中のリフォーム工事も考えてもよい時期といえるでしょう。
20年も経過すれば、家族の形態、住まい手の人数、家に必要とされる設備などが
変わっている時期でもあります。
また、今から20年前は住まいに求められる断熱性、耐震性といった基準が
それほど高くなかったころ。
特に断熱性はサッシの性能向上が著しく、窓から入ってくる暑さ、寒さは
新しい家では段違いに性能が良くなっています。
家を新築されてからの20年は、それほど手間をかけずにすんでいた
住まいの補修も、これからの20年は頻繁に手を掛けないと維持できなくなるはず。
建物をながく使い続けるためにも、早めの補修を心掛けるようにしたいものです。

縄文展を見に夕方から出掛ける夏

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縄文関係者のみなさま、朗報です!
上野の東京国立博物館で開催中の縄文展、これは必ず見るべきです。
縄文土器や土偶を写真では知っていたけれども
実物を見ると新しい発見や感動が山盛りです。
こんなに立体的だったの?!
この土偶のヒップはこんなだったの?!!
しかもいちいち造形美に無駄がない。
見たことあるよ、知ってるよ、という方も
これだけの物量の展示はそうそうないと思います。
私は卒業論文で縄文の祭祀遺跡について取り上げ、
前職で岩手の御所野縄文博物館の担当になってから、
勝手に縄文関係者の一員になっています。
能登在住の時も縄文真脇温泉によく行きましたね。
会場では御所野でお目にかかれなかった、鼻曲がり土偶が置いてあったり
能登真脇温泉の巨木遺構がドン、と置いてあったり。
火炎式土器なんて、こんなに出土していたの?というくらい。
ひとコーナーを形成していました。
暑いので、夕方からお出かけするのがおススメ。
夜9時までOPENしているので、仕事帰りでも行けますよ。

ホワイトアスパラガス WonderWater @東京芸術劇場

180701東京芸術劇場
ダンスや演劇の公演を見に行くことの多い家族です。
近場では初台の新国立劇場が一番多く、ダムタイプ、森山開次などのモダンダンス、クラシックバレエ、上野でロシアバレエを観たことも。遠くでは、夏休みに清里のフィールドバレエに何度か。
ちょっと前の話ですが、池袋の芸術劇場で、地下のホワイエや屋外を利用した無料公演があったので立ち寄ってきました。
ホワイトアスパラガス パフォーマー、ひびのこづえ 衣装、川瀬浩介 音楽 のWONDER WATERという演目。昨年の奥能登芸術祭で披露されたもの。珠州の海に潜った時の感動を表現している、のだそうだ。
珠州といえば、働き始めた頃、10ヶ月ほど常駐して現場監理をしたホテルがあるところ。思い出いっぱいすぎて、語り尽くせない場所。芸術祭にも行きたかった!
これも何かの縁だねー、って1人納得しながら鑑賞してました。
ホワイトアスパラガスは楽しい!
サーカスの技術要素を持っているらしいけど、ギャグのセンスもある。喋る訳ではないけどね。
終盤はアスパラガスのテーマソングとダンスまであって、ノリノリ。
わかりやすい、楽しい、って要素はどんな表現にも必要。写真では見えませんが中に人が入っているんです。その時点で、こどもならワー!ってなるしね。実際小さな子は触りたくて、てくてくと前に出ちゃう。
こどものココロを掴むお仕事、素晴らしい。

平田晃久展 ギャラリー間

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乃木坂でやっているギャラリー間の平田晃久展に行ってきました。
一見するとわかりにくい、けど噛めば噛むほど味が出てくる建築、
といえばいいでしょうか。
写真にあるような、開口部をひだで拡張したような形状が
ビルの外観にいっぱいついているような建物。
意味があるんです、わたしには説明できないけど。
建物をつくることも、人間の生物としての行動として捉えている建築家です。
ものわかりのいい、通り一遍のコトであふれている現代からは
ずいぶんとかけ離れているところで作っているんですよね。
たまたま館長のギャラリートークを聞く機会があったので
少ない時間ながら私でも一歩入り込んで見学ができました。
TOTOが運営している無料のギャラリーです。
お時間のある方はぜひ一度足を運んでみてください。

つみきおじさん再会


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昨日は新宿パークタワーのオゾンでつみきおじさん、荻野雅之さんの
つみきワークショップに家族で参加してきました。
荻野さんとは甲府の家のスケルトン改修でクライアントに紹介され、
家具作家として素敵なダイニングテーブルを作っていただきました。
その時のブログはこちら。
http://takiarch.blog40.fc2.com/blog-entry-138.html
家に伺うたびに長居をしてしまうのはこの机のせいです。
「さいきんはつみきおじさんとしての仕事がメインなんだよね~」
と会ったときから聞いていたので、一度は参加してみたいと機会を伺っていました。
また私の師匠でもある建築家、仙田満先生が作ったこども環境学会の会員でもあり、
つみきワークショップが学会賞までいただいていたことも何かのご縁としか思えません。
さてさて、初めて会う子供達同士をどのようにしてまとめて、
積み木の街づくりに引き込むのか、興味津々でした。
赤いジュータンでステージ感を出すこと、
作業中二回ほどジュータンの端っこに全員で立って俯瞰すること、
こどもの作品をつなぐ道路や線路を何人かでつくること、
など体験するとなるほどなあということがいっぱいでした。
こどもの自主性に任せる、というのも、自分の子の社会性を測り、育てる機会として良かった。
もちろん荻野さんの大きな声でのリードなくしてまとまらないわけですが。
私を含めたご夫婦で来ているお父さんたち幾人かは集められて、
隅っこでせっせとタワーづくりに励みました。
目標は2m越えでしたが、納期に間に合わず、1.6mぐらいで終了。
タワーづくりに限らず、全体的にちょっと時間は短めであわただしかったかな。
娘もたくさん刺激をもらったみたいだし、
またどこかでワークショップに参加しよう!
荻野さんの活動はこちらに。
木楽舎 つみ木研究所
http://www.kirakusha.jp/

Process Architecture その2


昨日は持ち帰ったプロセスアーキテクチャの話しでしたが、こちらはあえなく置いて行かざるを得なかった本たち。
作画者の名前のあるパースを取り上げたもの、ソビエトの建築、建築の統一美?、東京都庁舎コンペの分厚い一冊、アメリカの組織事務所KPF特集などまだまだ価値のありそうなものもありましたよ。
もしこれ欲しい!という本がありましたら、ご一報下さい。我々も捨てるのを待ってもらって、取りに行ったぐらいですから、お早めに。

Process Architecture その1


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プロセスアーキテクチュアという雑誌がありました。
平成8年頃まで発刊されていた建築やランドスケープの雑誌です。
建築の世界ではそこそこ有名かな。
パートナーの標と共に専門学校でまちづくりを教えている関係で、
ランドスケープの事例写真を集めようと思うと、最近は同様の雑誌がなく、
古本でもいいからこの雑誌が欲しくなり、何冊か集めていました。
さてここからが本題。
最近たまたま知り合った建築メディアの方が、プロセスの元編集者の一人で、
古本を処分するところだから、ぜひ持って行って下さいとのこと。
しかも事務所が中野というから、こりゃ自転車で行かねば!
ということで先日行ってまいりました。
行ってびっくり!それは編集者だから大量の雑誌があるにせよ、
到底全部持って帰ることはできない量でした。
厳選を重ね、気になるタイトルと内容の本だけ持ち帰らせていただくことにして、
残りはあえなく断念。
私は詳しくないのですが、ローレンス・ハルプリン、ダン・カイリーの号が
見つかった時には、標が涙していましたっけ。してないね。
でもそれくらい貴重な本らしい。
ほかにも仙田師匠のこどもの遊び空間、イスラエル建築、ポケットパーク特集など
心躍る内容のモノをいっぱい発見しました。
帰りは一人15~20キロの本をリュックに入れての自転車走行。
一歩間違えば交通事故にあいそうなくらいに重かった。
積み上げると、50センチ強の厚みになる本をいただきました。感謝!
しかし問題は収納場所。
既に本棚はいっぱいで新しいカタログを置く場所に困っていたほど。
さあて、どうしようか?!

「森のEN」


八島正実さんが参加されているレディメイド委員会
代官山で1日限りの展示会をやっている日に
たまたま学芸大学での打ち合わせがあり、帰りに立ち寄ることができた。
これも何かの縁。
知り合って10年。彼がデザイナーであることは知っていたものの、
これまでは本業以外のところでばかりお会いしてきたので、
実は作品を拝見するのは初めて。
初めてではあるものの、説明とできあがったものを見て、
なるほど良いものだと、八島さんだからできるものだと、納得する。
以前私が場所を借りていたシェアオフィス、co-labでも同じような人付き合いがあった。
そのシェアオフィスは低い間仕切りで区画されていて、
他人の仕事っぷリを通りがかりに垣間見ることができた。
おかげでクリエーターの作品を目にする前に、人物としての付き合いが始まっているので、
デザインされたものを見ると人物像と共によく理解ができるのだ。
デザインにはオリジナルな感性が詰まった普遍的な強度を持つモノもあれば
素材、造られかた、デザイナーなどの背景となるストーリー性を使い手が共有することで
価値が増幅するモノもある。
特にレディメイド委員会が目指しているのは後者の方向なのではないかと
勝手に想像している。
間違っていたらすいません。
それにしても八島さんの活動は多岐にわたっている。
どれも私には魅力的なものに映る。
多くの刺激を受けた展示会でした。

ドイツのこどもの学び


昨日はユニセフハウスで行われたシンポジウム、
「ドイツの子ども主体の学びの工房と子どもにやさしいまち」を聞きに行きました。
今進めている町田の保育園の計画に参考になることが多くありました。
それ以外にも発見が。
ドイツでは子どもにやさしいまちづくりを進める過程で、
子ども自身が発言をしてまちづくりに参画するためのプログラムが進められていること。
さらに、まちづくりを教えることと同時に、民主主義や環境保護を教えることが
幼児(3~5才)の頃から行われていることでした。
専門学校でまちづくりを教えていますが、
学生が丁寧にまちが作られている過程を調査をすることはできても、
さて、そこに新たなものを提案しようとすると、二の足を踏む学生が多いのです。
そこには我々建築の専門家でも都市やまちはなかなか変えられないもの、
という先入観があるような気がします。
こどもの頃から、まちづくりや環境、ひいては民主主義のプロセスを身近なところから
経験していると、社会は自分たちが作っていくもの、という意識が埋め込まれるような気がしました。