昨日は津山の家の一年検査を行ないました。
時折雪が散らつくなか、2時間ほどかけて四季を通した使い勝手まで伺うことで、工事の不具合だけでなく、我々の設計の検証作業も兼ねたものとさせていただいています。
建具まわりで調整がいくつかあるものの、大きな不具合はありませんでした。
この一年検査が終わって、やっと家づくりもひとサイクルが終わります。
今回はとても素敵な暮らしを始められた家族の生活の雰囲気がわかる撮影をさせていただき、さらにわがままを言って調理可能な薪ストーブとオープンを使った手料理を我々でつくらせていだきました。
またこのブログで紹介したいと思っています。
カテゴリー: 2つの箱の家
津山の家03 木製サッシ
外壁に使われている木製サッシ。
アルミサッシは好みじゃない、スチールか木がいいと言われ、
当初はスチールも検討していましたが、性能の面でアルミサッシに劣る部分が多い上に
特注品しか入手できそうにないことから、木製サッシにしてみました。
見た目の重厚感、内装との色合わせ、ディテールの可変性など
とても面白い素材でした。
建築家に設計を依頼しても、家のパーツや素材は意外と既成品が多いものです。
それはコストや性能の面から仕方ないところですが
例えばこの木製サッシのようにひとつひとつを吟味して、
自分の家にしか無いものになっていると
家全体としての統一感、住んでいての満足感は一段と上がるのではないでしょうか。