31会vol.29パークタワー来場御礼

3日間に渡り開催された、建築家31会のイベント。ご来場いただきありがとうございました。

今回は模型の展示数を減らして、建築家の個性がわかりやすいような会場レイアウトでした。
トークショーも盛りだくさんで私たちでも「なるほど〜!」というような内容も沢山ありました。

会場で相談された方も多くの情報を持ち帰れたのではないでしょうか。

31会は次回1月に江東区で開催する予定です。よろしくお願いします!

この週末、新宿パークタワーで建築家と家の話をしよう

全国で活動する建築家30余名が新宿パークタワーに集まり、無料相談会、模型展示、家づくりトークショーなどを開催します。入場は無料です。コネクトも参加しています。

なかなか会う機会のない建築家、敷居の高いと思われている建築家ですが、話してみるとそんなことはなく、フレンドリーなこと間違いなしです。2011年にスタートして、今回で29回目。まだの方はぜひ会場までおこし下さい。

2018年11月9日(金)~11日(日)
10~18時(初日のみ12時~)
新宿パークタワー1階 ギャラリー3

建築家31会

Low-E ガス入り 樹脂サッシ

それぞれの居場所をしつらえた中庭のある家では、サッシ工事が始まりました。
今回この住宅では樹脂サッシを全面的に採用しています。
サッシにはアルミ、アルミ樹脂複合、樹脂とおおきく3種類のサッシがあります。
数年前は樹脂サッシのラインナップが少なかったものの
リクシル、YKK共に日本の家の断熱性能を良くしようと
樹脂サッシの値段がぐっと下がってきました。
樹脂にするとサッシの額縁が大きくなってしまい、不格好という向きもありますが
中庭があり、窓が多くなったこの家では断熱性能を優先。
YKKのAPW330 という樹脂サッシを基本に採用しました。
ガラスはLow-E複層。
3~4ミリの2枚のガラスの間に空気層を設けることで
断熱性能を確保したのが複層ガラス。
さらに2枚のガラスの内側に特殊な金属膜を吹き付けて
断熱、遮熱性能を向上させたのがLow-E複層ガラス。
樹脂サッシであればLow-E複層が最低ラインの性能でしょう。
その上には空気層を真空にした真空複層ガラス、
2枚でなく3枚のガラスにすることで空気層をダブルにした
トリプルガラスという選択肢もありますが、
ここでは空気層にアルゴンガスという特殊なガスを
封入したものを使いました。
特殊といっても普通にラインナップされているものです。
さらに2枚のガラスをサンドイッチして留めておくパッキンに
アルミではなく樹脂をつかったものを採用しています。
これらはYKKの品川ショールームで教えてもらいました。
業者向けの特殊なショールームで、実際に熱や結露を比較体験しながら
製品選択時の参考になる商品を見ることができます。
残念ながら業者と一緒でないと見れませんが、
細かい部分まで手の届く設計が少しでもできたのも
ここでの勉強のおかげと思います。
何気に大工さんが付けているように見えるサッシも
さまざまな条件から選択した製品だったりするんですよね。

透湿抵抗の低い外壁合板を使う


少し専門的なお話。
外壁に下地用もしくは耐力壁用として合板を貼る場合、透湿抵抗の低いものを選ぶことをおすすめします。木造の場合、躯体内を乾燥した状態にすることが大事だからです。
湿度を低くしないと、シロアリの被害が受けやすく、また柱梁の腐りの原因にもなります。
冬季の温度差の関係から、室内側からの湿度が躯体内に入ることに関しては、気密シートでシャットアウトすることがやっと一般的になってきました。
たまに知らない職人さんもいるけど。
では外側はどうか。
合板を貼った上に透湿防水シートといって、ゴアテックス素材の住宅版のようなものを貼ることになります。写真の白いシートですね。ではその下に貼ってある板はどうなのか。
一般的に耐力壁用の板というと、構造用合板といって針葉樹合板が多く使われます。ホームセンターにも置いてある、コンパネと同じく一番安い部類の合板です。しかしこの構造用合板が湿気を通しにくい。
一度躯体に入ってしまった湿度は、気密シートのおかげで室内側に抜けることはできず、透湿防水の機能をもつ外側にしか排出できません。
そこで私は耐力壁の機能を残しつつ、湿度を通しやすい板ものとして、ダイケンのダイライトMSを使っています。
少し値段は上がりますが、後から変えようとしてもできないところ。
こんなところにも気をつけて設計しています。