interiorlifestyle 2009

qurz(http://www.t-shima.com/)の島村さんが手掛けている紙のブランドcuioraの展示会が今年はinteriorlifestyle展(http://www.interior-lifestyle.com/)に場所を変えて出展し、そのブースデザインを今年も担当させていただいてます。
島村さんはプロダクトデザイナーでありながら、世界の展示会に自ら出展してPRも努めるパワフルな方。今もニューヨークの展示会に出展していて、こちらとはメールでやり取りの毎日。
紙でできたバッグ!や財布!花瓶!照明器具などどれも完成度が高くて
パッと見では紙であることがわからないほどのものばかり。
6/3・4・5日にビッグサイトでやっています。平日のみなので、
仕事の関係の方がメインになってしまうかもしれませんが、もちろんどなたでも行けます。
写真は昨年の100%designTokyo2008に出展した時のもの。

設計中

山梨県の増穂町平林地区に2棟の体験住宅を設計中。
正面に富士山、足元に棚田の風景が広がる敷地に二地域居住、田舎暮らしの
体験ができる施設をつくるというもの。
4月中にエリアのマスタープランと施設のコンセプトを提案し、連休明けの先日
建物を作る大工さんと1回目の打合せをするというタイトなスケジュール。
ようやく落ち着いてきたところなので、これからちょくちょく記事にしていこうと思っています。
敷地はこんな場所。いいところでしょ。心清らかになる場所。
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1級建築士講習会

先月の管理建築士講習会に引き続き今度は1級建築士の講習会へ。
同じ団体の主催する講習会だったので、講師の半数が同じ方で
しかも内容が重複する部分も多くて、今回はそれほど大変じゃなかった。
前回はビッグサイトの会議場の椅子で、隣りとの距離も狭かったことも
疲れた原因じゃないかな。
丸1日の講習会なので、普段勉強モードになってない頭にはちと大変。
新宿で行われた今回の講習は、法改正の内容の周知が主なものだけど
実は後半1/4ぐらいで話のあった、建築士の置かれている現状についての
お話の方が私にとっては勉強になった。
個人事務所で活動していると、業界の現状とか今後の趨勢というのは
肌身で感じるものとネットなどの情報を総合して考えていたけど、
数値化されて、建設投資が数年前の何割減とか、住宅着工件数の
エリアごとの分布などが示されると、よりリアルに想像できてよかった。
あまりにも短時間の講義なので、超スピードで飛ばし飛ばし読む程度だった
ものだから最後のテストの余った時間を使ってテキスト再読。フムフム。
これこそ意義のある内容だった。
もちろん法改正の中身もちゃんと頭に入れましたよ。

動物園デビュー

夏のような暑い日差しの中、娘を動物園デビューさせるために上野へ。
上野動物園は7年ほど前に行われた看板デザインコンペの下見のために
前事務所の先輩と訪れて以来。休日に来るのはこどもの時以来でしょう。
変わりましたね~動物園。旭山の影響でしょうか。
子供のために来たのに、自分が一番楽しんでいたかも。
ゴリラ・トラのいるエリアはデザイン的にも納得のものでした。P1080940.jpg
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丘の上に登る途中から植栽が熱帯ジャングルに作られていて、
既に雰囲気があり、見学通路もパーゴラ、木ブロックと
見事なまでに南国の風情が出されていて、気に入りました。
動物ではまったのがカバ。
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暑いからか、水中に没していて存在が見えない。
どこどこ?と待っていると、鼻先だけ出したり、
巨大な体が浮いてきたり、
あの巨体で水中寝返り打ったり、
コントラバスのような泣き声をあげたり
行動そのものが魅力的な生き物でした。
あ~また行きたい。

冬支度

山梨で腰の調子が良くない父に代わり、
子供たち3人で暖炉用の薪運び。
家にあるのは暖炉と言うより、性格には薪ストーブ。
オープンな暖炉は暖房用と言うよりは火を目で楽しむ物で
熱気は煙突から外に逃げてしまう。
薪ストーブはガラス越しにしか火が見えないものの
小さくても充分主暖房装置になる。
薪は地域によっては入手が難しいところもある。東京なんか特に。
桃畑が広がる春日居町は古くなった桃の木を伐採したときに
廃棄される木を知り合いから譲っていただくことができる。
桃の木は油分も少なく、薪にはもってこいの燃料となる。
去年の冬前に原油代が高くなったときはありがたさひとしおだったろう。
この日は近所の軽トラを借りて、2~3分山に向けて走り、
山の中腹から薪を移動するという作業。
すでに丁寧に長さを揃えて切ってくれてあったので
その後の作業が大助かり。我々は荷台にガンガン載せるだけ。
とはいえ、家の駐車場から庭の奥までネコ(一輪車)で運び、
壁のように積み上げるのは一苦労。
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下の方に見えるまだ断面の茶色いところが今回運んだ物で
上の方のグレイの断面は去年運んだ物。
乾燥したものから使うためだ。
この薪の壁は建物の壁によりかかっているわけでもなく、
敷地境界を流れる小川沿いに、自立している。
幅3m、奥行き40cm、高さ1.5mぐらいの薪の壁だ。
設計をする身として、何とも不安定で不思議な構築物なのだが
冬になって薪を運ぶときまでしっかり立ってくれている。
家庭菜園をしている山梨の家の庭にはこんな壁が
3カ所はできあがっている。
若いもの3人で半日作業。それもすでに切ってある場合だ。
伐採からやるなんていう場合は、途方もなく大変なものだろう。
燃料代が安くなるためには相応の労働が必要なのだ。
定年後にしかできないことだね、こりゃ。
ちなみに小川はこんな感じ。
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盆地ゆえに小川は網目のように走っていて
この家の場合、敷地境界は小川です。

ゴトウフローリスト新宿

1日は映画の日。忙しいながら朝まで図面を書いて、
頭痛がしながら映画観賞。
今回は妻のセレクトでスラムドッグミリオネア。
何も言うことはない、今見るべき良い映画。
時代背景、ストーリー、リズム感、どれもgood。
ぜひ映画館で見よう。
映画の後は母の日の花をお願いしに、
新宿高島屋のゴトウフローリストへ。
建設時にお世話になった店長が
六本木の本店からヘルプで新宿に行っているというので
会えるかな、と言いながら。
今月のディスプレイは鳥かご。
木立のなかに、鳥かごと小鳥がいっぱい。
春らしい気持ちいい空間になってます。
天井の高いところから降りる照明の光が
木立を通して新緑に映えると、本当の太陽光があるかのよう。
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ここのディスプレイは、空間を本当にうまく使ってくれていて
毎回感動させてくれる。
ちょっとしたギャラリーのインスタレーションのようだ。
しかも毎月のように入れ替えをしているそうです。
ブログを始めたのだから毎月の更新の様子も
できるだけ伝えていこうと思います。
ちなみに今月のディスプレイは20日前後まで。
これを見るだけでも行ってみる価値あると思いますよ。
新宿高島屋の1階の新宿駅側です。

母校へ

高校時代をすごした上石神井の早稲田大学高等学院が
ホームカミングデーというOB会総会を兼ねた懇親会を開くという。
卒業以来足を入れたことがないのでいい機会だなというのと、
10年に1回しか巡ってこないラッキーな年だったので
時間を作って行ってみました。
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敷地内では来年開校する付属中学校の建設が進んでいて
エントランスから赤コーンがあったりで、仕事柄パッとしない雰囲気でしたが
校門から続く並木道は健在で、中庭の木々も巨大になっていて
こんなに樹木あふれた環境で勉強してたのかと感心しました。
もとい、勉強はほとんどしてませんでした。ハハ。
行ってみると、第40期卒業生(自分たちのこと)が15人ほど来ていました。
同じクラスの人は私含め3人。これは前もって連絡を取り合っていた仲間。
講堂で総会をやり、食堂で親睦会。
部活の知り合いや顔見知りの人が
声をかけてきてくれたりして、楽しい時間でした。
独立して仕事をしているのは私ぐらいなもので、珍しがられることしばしば。
設計の業界ではフツウなんですがね~。
子供が学校に通いだして、家のローン組んで、なんて
世帯主としてのしょっぱい話を聞きながら、皆がんばってるんだなあと
元気をもらった一日でした。

panasonic汐留相談会

土曜日はpanasonic電工汐留ショールームで相談会。
雨の降る、ちょっと肌寒い日でした。
いつも相談は、たわいもないことから始まります。
外壁の色をどうしたらいいか分からない
キッチンを対面式にしたいけどこの部屋では狭い?
工務店に図面を書いてもらったけどいまひとつ。
家が古くなってきたけど建て替えがいいのかリフォームがいいのか。
みなさんの疑問はとってもシンプル。
本来ならそのシンプルな疑問だけを解決してあげればいいのだろうけど
話がそれだけで終わらないのが相談会。
プランを見るとどうもおかしい、
要望が多すぎてまとまっていないんじゃないか、
などなど、こちらも気になってというか心配にもなって
あちこち聞いてしまう。アドバイスをしてしまう。
余計なことかも知れませんが・・・
そしてあっという間に1時間半から2時間が過ぎてしまう。
無料相談会とはいえ、家づくりはその家族の一生を左右する一大事。
そこにアドバイスをするのでこちらも真剣。
厳しいことを言わないといけないときは、終わるとドッときます。
そのあとどうなったか気になるなあ。
ところでショールーム地下1階がリニューアルしました。
前回書いたように深沢直人の新作照明がエントランスに並ぶ。
写真で見るより現物のほうがいい。
それはディテールがしっかりしているから。
余計な線を消して、シンプルに作ることを徹底してやっている。
簡単なようでいて難しいことをやっていて、好きだ。
ここ半年ぐらいで汐度のショールームは大幅にリニューアル。
商品展示のスペースがちょっと手狭になってでも
打ち合わせコーナーを充実させることにしたようだ。
でも東京でここだけなのに、これから商品増えたらどうするんでしょう。
これも余計な心配でした。

この模型5億円也

金曜日にビックサイトへ。スタイルハウジングEXPOという展示会の
出展者側の一部として参加していました。
初日の金曜日ということもあり、一般個人向けの展示会だったので
客足はそれほど多くはなかったものの、
不況のあおりを受けて出店ブースが減っているかと思いきや
どのブースも皆さん旺盛にPRされており、活気がありました。
ビックサイトのメインロビーの一角に、なにやら大きなモノが敷かれていました。
ん~、模型?
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解説によると、先日来日したオリンピック委員会メンバーへのプレゼンで
使った東京オリンピックのための模型だそうです。
会場が都市の一部にこんなにコンパクトにまとまっていますよ~と
説明するためのツールの一つらしい。
プレゼンの方法がマンパワー重視のローテクな方法だったので
そこまでやっちゃった感が強かったなあ。
どんなに大きくても都市模型でしょ。体験したことのない空間を
疑似体験できるわけでもないし、鳥になった気分?で見れたとしても
オリンピックやったとしても自分が鳥になるわけじゃないし。
帰ってから建築系のニュースをネットで見ていたら
この模型の記事がありました。
何と費用5億円!
ほえ~~~~!
製作者森ビルさんだそうです。
そういえば、co-labが六本木にあった頃、
そこは昔、森ビルの都市模型製作会場跡地の空きスペース
だったと聞いたことがあります。
六本木ヒルズができて、森美術館に都市模型が移転したから
co-labも生まれたようなもの?正確なところはわかりません。
われわれも日常的に作る模型制作という作業の延長上にあるものだけど
ここまで特化するとひとつの職業だね。しかも他人にはまねできないもの。
森ビル、5億と聞いて、ある意味感心しました。

マールツァイト

仕事で茗荷谷に行ったので、帰りに姉が勤めるマールツァイトへ。
姉のおかげ?で顔を知られていて、会ったことのないお店の方にも
「弟さんですよね~」とドアを開けたら話しかけられる。
うれしいような、はずかしいような。
小さいお店だから生まれる、客とのコミュニケーションが
心地いいパン屋さん。
ミルク酵母のパンは一度食べると癖になる味だ。
娘も大好き。硬いスティックパンをガリッとかじりながら食べる。
姉は不在だったけど、楽しい買い物をすることができた。
駅までの帰り道で今度は店長に会う。
こちらは母を含めてのお付き合いが始まっているらしい。ふうん。
姉とは年1回ぐらいの、パン屋巡りの会をやっている。
都内の気になるパン屋さんをレンタカーを借りて1日はしごするのだ。
これが楽しい。
おいしいパン屋さんに出会うと、家の近くにお店作って!と言いたくなる。
今年もそろそろやろう。今度は神奈川まで足を延ばす予定です。