古民家訪問 土間の渡り方

玄関は家の顔。できる事なら広々と作りたい。つまり広い土間は憧れの対象である。しかし二世帯住宅の親世帯と子世帯をつないだり、アトリエや離れ的なスペースを作るなら、土間は憧れでなく、必須に変化する。
地方で仕事をすると、この土間の出番か多い。その時に悩むのが、渡り方の問題。主となるスペースとサブとなるスペースは明確に分けたいから土間なのであるが、時には、いやいや日常的に人の行き来はするのである。スノコを敷いてみたり、飛び石的な場所を用意したりしていたが、先日たまたまお邪魔した写真にある古い民家の玄関土間では、分厚い板を飛び石替わりに置いていた。聞くと、解体された家の大黒柱を加工して置いたのだとか。歴史の味も加味されて、良い雰囲気を醸し出しておりました。

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