モルタル土間の水性ステイン塗装

昨年竣工したシホウニワの家に土間塗装をしてきました。
塗装といっても屋内外にわたるモルタル土間部分へ色を付けるので、
本来はモルタル土間を施工する左官工事の段階で
指示をした色が出ていればそれで終わっていたのですが、
サンプルと異なる色のまま仕上がってしまっていました。
事情があって伸びてしまっていた修正工事です。
結果からお話しすると、下の写真のような
「これから仕上げをするんですか?」という感じの色の薄いモルタル土間を
IMG_2287.jpg
下の写真にあるような仕上がりに変身させてきました。
どうでしょう。
IMG_2295.jpg
なんだ、墨モルタルじゃん!
と思われた方、その通りです。
この先は読む必要のない話かもしれません。
修正工事に時間がかかってしまった最大の原因は
国内にこの種の塗料の扱いが少ない、ということ。
屋外の床仕上げの場合は左官工事で色を出すのが一般的で、
塗装で何とかしようという発想をしないからなのでしょうか。
でもスタンプコンクリート、と呼ばれるテーマパークやショッピングモールなどの
床では見かけることのある仕上げなのですけどね。
今回は工務店が施工方法がわからないというので
こちらでいろいろ探して、アメリカのホンダハウジングというところで
水性ステイン、つまりモルタル層に浸透して色を付ける塗料を見つけて、
工務店に輸入をお願いして施工をしてもらいました。
塗料紹介のページにあるように、モルタルを大理石や石貼りに見せたり、
床に絵を描いたりするために使われる塗料なので、
国内では技能を持った専門会社が単独で輸入しているものなのかもしれません。
でもこんな風に塗料のひとつとしても十分使える材料であることがわかると思います。
水性のステインなので、臭いもほとんどなく、
良い感じでムラのある仕上がりになりました。

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