町の利便性


年明けから開始した川越プロジェクト。建物にかかる法律関係について確認するために市役所、消防署、保健所、埼玉県の出先機関などを訪ねます。
昨日は川越市役所へ。
毎回思うことだけど、この市役所、どこの駅からも遠くないですか?
私が使う本川越駅から徒歩20分。JRと東武の川越駅だとさらに15分。バスはあれど、最初はエッ?と思うほどの距離でした。
けれど、川越の街づくりや蔵の街の観光という側からの話から考えると、これはこれでアリでした。
街の人に聞くと、明治の頃、駅を作るときに、わざと中心市街地から外れた場所に線路を通したのだとか。
古くからある街の場合、市役所は江戸時代の中心地に立地する場合が多い。川越市役所もそう。
その後、駅周辺は近代化し、道路、商店街、ビルが集まることに。反対に旧市街は手付かずに残された。時代が過ぎて、蔵の街並みが再評価されて観光客が訪れるようになる。
旧市街と駅近辺の新市街が離れているから、半ば強制的に歩くことになる。自転車シェアリングも必要になる。
不便だけど、魅力的。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。