クローゼットは家のどこにあってもいい

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みなさんはクローゼットを家のどの部屋の近くに設けていますか。
一番多いのは寝室のそば、だと思います。
家具としてクローゼットを置いたり、
ウォークインクローゼットを寝室の奥に設けたり。
でもクローゼットって寝室の近くだけでなくてもよいんです。
例えば
肌着を置く場所は洗面。
コートは玄関。
というふうに使い始める場所の近くにクローゼットを個別に設けるのが
実は使い勝手がいいと思います。
要は洗濯し、乾燥した洗濯物を仕舞う作業を軽減させるのか
使うときにいろいろ探さないことを軽減させるのかの違い、ですね。
特に毎日洗濯するわけではないスーツやコートなどは
帰ってきたら脱ぐ、
出かけるときに着る、近くに置くのが良いといえますね。
写真の家の場合、
1 寝室の近くにウォークインクローゼット
2 洗面に肌着置き場とクローゼット
3 玄関にコート用クローゼット
4 リビングにスーツ用クローゼット
と計4カ所のクローゼットを設けました。
クローゼットは棚板などは少ない単純な箱の形状をしているので
ハンガーに掛ける服が少なくなったら、別用途の収納としても
使い勝手が良いものです。
家の各所に造り付の収納を設けておいた、という感覚に近いかもしれません。
さて、写真のリビングのどこにクローゼットがあるのでしょうか。
そう、壁掛けテレビの背面がクローゼットなんです。
キッチンカウンターと面をそろえて作られたクローゼットは
あえて天井までの高さとせずに、
リビングから見た時に部屋の奥行きが感じられる高さに設定しました。
クローゼットへ洋服を出し入れする動線は、
キッチン動線から続きで入れる場所になっています。
2階建ての家で、寝室が2階にあると、自ずとクローゼットも2階になります。
すると寒い季節にちょっと外出するための上着などが
しまえる場所が1階にもあった方が便利だと思いませんか。
クローゼットは寝室の近く、だけでなく、
日常の使い方を考えてスペースを考えることですっきりした家が出来上がります。

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