ダイニングの照明選びにヤマギワショールームを訪れる

180701山際

それぞれの居場所をしつらえた中庭のある家では
着工前のさまざまな準備の真っ最中。
確認申請の作業、工務店との金額調整をしているあいだに
クライアントと懸案事項の解決に向かいました。
置き家具とペンダント照明の選定です。
いえづくりでは住まい手のこだわりポイント、好きな色、好きなテイストを
探りながらベストと思われるところにシュートを放つわけですが、
「基本的にお任せします!」と言っていただくことも多いわけです。
そんな時でも、「これ使っておきなさい!」と押し付けることはいたしません。
いくつかの可能性を、あっちでもない、こっちでもないと比較してもらううちに、
好みが判明してくるものなのです。
ここが大事なところで、とかく建築家にいえづくりをお願いするには
強いこだわり、特異な生活スタイルがないとだめじゃないか
と思っている方が多いのではないでしょうか。
そんなことはないんです。
こだわりがなくっていいんです。
明確に人に説明できるようなこだわりが無くても、
人として、数十年生きて、生活をしていると
どんな人にも好き嫌いは生まれています。これは間違いありません。
いえづくりを短期間に急いで実行してしまうと
自分の好き嫌いをかみ砕く前にハコとしての家ができあがりますが、
建築家と家づくりをすると、時間がかかる分、
いろいろな情報を取り入れ、好みを発見する時間があるんです。
そこに我々は、とことんおつきあいいたします。
一緒にショールームに行ったり、
カタログから「これどうでしょう」とお持ちしたり。
楽しい、と思いませんか?!
そう、とっても楽しいんです。
そうやって時間をかけて選んだモノたちに囲まれて暮らす、
これが生活を充実させる秘訣でもあります。
そんなこんなことを考えながら
ダイニングの照明選びに表参道にあるヤマギワショールームに行きました。
ヤマギワと言えば秋葉原のイメージでしたが表参道なんですね。
今回は我々が提案していたペンダント照明を見学しに行きました。
ご家族3名でわざわざ来ていただきました。
結果としては、「ん~、ちょっと光源が眩しいなあ」というもの。
そう、この結果が大事なんです。
まだ着工前です。これから時間をかけて選んでいきましょう。

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