地鎮祭 @それぞれの居場所をしつらえた中庭のある家

 

建物を着工する前に行う祈りの儀式、地鎮祭。
これから始まる工事の安全をお祈りするものなので、
工務店や職人さんにとってはぜひにでもやっておきたい節目の儀式です。

ところが地鎮祭、上棟式、オープンハウス、といったものは
工事見積もりには費用が含まれることはありません。
やってもやらなくてもいいことになっています。
施主の考え次第、という訳ですね。

とは言いながら、それぞれに理由があってのイベントなので、
私としてはやることをオススメしています。
それぞれに開催して欲しいひとが異なります。
地鎮祭は工事の安全を祈念するので、主に工務店がやってほしい。
上棟式はこれから始まる工事の職人さんひとりひとりと
良い関係を築くために、主に施主にとって開催すると竣工後のメンテナンスを含め
顔がわかって何かと良いのではないか。
オープンハウスは主に設計事務所が開いてもらいたい。
といった具合です。

施主の知人に神主さんがおり、その方に来てもらいました。
テント、砂、縄、足場確保の為のムシロや合板を工務店が用意。
神棚用の木製台は神主さん。
米、酒、塩、魚、野菜といった供え物は施主が用意しました。

180730池田邸地鎮祭02 
よっぽど天候が荒れない限りは日取り(六曜)優先で開催日を決めます。
六曜と関係者のスケジュールを調整して日程を決めるので、
地鎮祭の日程は数カ月前から決めることが多いですね。
先勝先負大安の日を選び、
友引仏滅赤口は開催しないことが一般的。

気持ちも新たに現場監理を進めてまいります。

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