飾り棚とニッチをつくってギャラリーのように仕立てた玄関ホール

以前、玄関にドラマ性を持たせた事例のお話をしました。
その続き。
この玄関にはいくつか工夫が詰め込まれています。
そのもう一つが、ちょっとした飾り棚とニッチ。
リフォームするにあたり、バリアフリーを重視したいので
ベッドで寝て、フローリングの床とし、車いすで生活ができるようにしました。
でも既存の家には和室、すなわち床の間のある空間がありました。
床の間があると、花や掛け軸を飾る場があったわけですが
生活の場としては不要になってしまったので、
代わりになる場所を玄関に置いてみたのです。
写真の正面にあるのが飾り棚とニッチ。
ほんの20センチぐらいの奥行きです。
腰かけて、靴を履いたりすることも想定しています。
ニッチにはスポットライトを当て、
掛け軸が飾れるようにハンガーレールが仕込んであります。
左手の壁の部分も掛け軸が飾れるようになっています。
これは以前お話しした、来客時の正面の壁に当たります。
ニッチの部分は室内から見た正面。
玄関にはこの2カ所の飾り物スペースを用意してあるのです。
また、飾り棚の下には窓があって、庭先の下草が眺められる
明かり取りにもなっています。
掛け軸なんてないよ~、とおっしゃる方もいますが、
こどもが書いた絵を額に入れて飾るのでもいいし、
好きなポスターを貼るのでもいいと思います。
床の間だと和風なものに限定されがちですが、
こうした飾り物スペースであれば自由に好きなものを飾ることで
生活に華が添えられると思いますよ。

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