ローコストにウッドデッキを作るための素材あれこれ試行錯誤

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写真のような掃き出しの窓とウッドデッキの組み合わせ、
何度となくご提案しています。
室内から見て、外まで床がつながっているかのように見えるので
広がり感が出る。
屋外なのに、素足で出ることができる。
布団、干物、洗濯物など、天気のいい日に使うことが多い。
など利点はいっぱい。
でもデメリットがあります。
家の中でも特にメンテナンスが必要なこと。
素足で歩くところなので、できれば天然木が使いたいと思って
素材についてはいろいろ試行錯誤してきました。
一般的なデッキ材であれば、イペ、ウリン、レッドシダーなど
値段に応じて耐用年数、メンテナンスなどは知られているところ。
ここでは流通木材に現場塗装して試してみた事例をお話しします。
・国産杉+ウッドロングエコ
・赤松+キシラデコール
・ヒノキ+オスモウッドステインプロテクター
・青森ヒバ+キシラデコール
写真にあるのは、国産杉+ウッドロングエコの事例。
実は失敗事例です。
土間コンクリートを打たなかったこと。
リフォームなので、基礎が高くなく、地面とデッキの距離が
離れていなかった、などの理由で5年と持ちませんでした。
実はローコストに仕上げるには素材や塗装で検討するのではなく、
以下の条件が重要です。
 1.土間コンクリート
 2.高い位置にデッキを作る
 3.木材は厚く
それでも「10年は持たない」
これが結論というか、ローコストの限界。
ここで判断が分かれます。
「10年経ったら、家のメンテナンスも兼ねて工務店さんに入ってもらうか。」
「ウッドデッキは男のDIYで何とかする!」
といった意見が持てるようなら流通木材でもOKです。
「いやいや、10年で交換はダメでしょ」
と思われるようであれば、別な方法を考えた方が賢明です。
コストを上げて、流通しているイペなどのデッキ材を使うか。
コストはあまり変えずに、樹脂デッキとしておくか、ですね。
ウッドデッキだけでもいろいろお話しできますね。
デッキ材、樹脂デッキなどはまたの機会に。

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