3者揃って工事請負契約 顔を合わせて話すのが大事です @それぞれの居場所をしつらえた中庭のある家

 

設計が進んでいた朝霞の家では、先日、工事請負契約が交わされました。
見積もり図面を出してから、かれこれ三カ月。
工務店数社に参加いただきました。
残念ながら選ばれなかった会社にも、施主共々残念な気持ちがありました。
今回ご一緒するのは和光にある田中工務店。
本社に伺い、三者で押印します。
工事請負契約は、基本的には工務店と施主の間での契約ですが、
設計者も監理者として契約に携わっていることを書面にも残します。
田中工務店さんは、社寺仏閣を含めた木造建築、RC、鉄骨など
様々な建物を造られており、見積もり段階での対応もピカいちでした。
草間彌生のオブジェも施工しています。
写真の背景にあるガラスケースにこれまで展覧会グッズが並んでいますよね。
直島にあるひとが入れるカボチャ、松本にある花のオブジェはみたことがありますが、
何製の構造なんだろう、と気になっていました。
そこらへんのお話はまた後日。
作品は世界じゅうにあり、全て田中工務店の工事だとか。
これなら建築家の無理な注文も気持ち良く聞いてくれそう?
少し大きくなった模型も持参したので、アレコレと話は盛り上がります。
現場担当になる大橋さんが、写真撮ってますね。
契約後は、地鎮祭をどうするか、工事を進めるにあたっての
近隣への対応をどうするか、など細かなところもすり合わせをします。
朝霞の家は申請ものが複数ありました。
43条但し書き許可申請、建築確認申請、長期優良住宅申請。
見積もり精査する一方で、こういった申請を進めていたのですが、
お役所仕事の杓子定規な対応もありました。
こうした確認申請関係の役所のつれない対応も、
ここでは三者が一応に同じ方向を向くためのネタになる、
と思えば必要なことだったかな、と。
こうして気持ちを一つにして、いざ現場へ。

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