旧山田守邸、蔦珈琲店

先日、機会があり表参道の古い住宅で今は喫茶店として使われている
旧山田守邸、現在は蔦珈琲店に行ってきました。
外観から、特に通りに面した入口は名前の通り蔦に覆われており
知る人ぞ知る、的な雰囲気を出しております。
右側の塀に「営業中」の看板がありますが、こちらも蔦で囲われていて
積極的に営業されていないのかな?とも思っていましたが
中に入ると懐かしい感じの喫茶店の雰囲気でした。
お店としての評価などは食べログなどにもあるので、そちらに譲るとして
建物として長く使われていることを感じながら
庭や建物を眺めると珈琲の味も変わりそう。
山田守は京都タワーや日本武道館を設計した建築家。
60歳を過ぎて建てた自邸がこれだそうです。
建設当初の写真を見ると、喫茶店の部分はピロティで、
住居部分が2階にあり、細い柱で浮いたような建物だったことがわかります。
建物は古いコンクリート造で、曲線、薄い庇などが特徴の建物です。
2階が公開された時期もあったようですね。
高低差のある敷地をうまく使って、2階に地面を近づけるように
庭に築山を設けています。
現在の喫茶店からはその築山に降る落ち葉や花びらが
Twitterで写真があげられているように、青山とは思えない景観を提供しています。
隠れ家的なお店であることは間違いありません。
古くからある喫茶店のため、喫煙OKのお店。
たばこのにおいが気になる方はお昼の時間をずらすなどして
人が少ないときに行った方がよさそうです。

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