山梨市の住宅06 外装材色決め


建物の外装材の色は現地で現物を見ないと決まらない。
光、周辺の景観などはどこも違うからだ。
では色決めの日が雨だったらどうするか?
延期、です。
現場の工程を延ばすことにもなるのですが、こればかりは仕方ない、と私は思っています。
住宅に限らずどんな物件でもクライアントは忙しいもの。
さまざまなスケジュールを調整して現場に来て下さる。
かと言ってどしゃ降りの雨の中、色を決めて下さい、とは言えないよね。
実は梅雨の時期に決めなくてはならない
昨日のプレゼンテーションはヒヤヒヤものでした。
今回は天も味方してくれて、プレゼン前後の2時間だけ晴れ間を用意してくれました。
2パターンの外装材セットを打ち終えたばかりの基礎の上に用意し、
写真にあるようなモノトーンな色調のものに決定しました。
月末には天の見方だけでなく、職人さんも味方につけるべく
クライアントの意向で上棟式を行うことになりました。
その頃は梅雨も晴れているでしょう。盆地の暑い夏の工事が続いています。

山梨市の住宅05 配筋検査


建物の足元廻りは出来上がってからでは変えようのないところ。
我々の設計する住宅の場合、少なくとも3世代ぐらいにわたって使ってもらいたいと考えているので、
しっかりとした基礎を作って、足元は固めておきたい。
配筋多いですね、という現場の言葉も聞き慣れました。
私も構造設計が専門ではないので、
配筋のピッチ、使われている鉄筋径、重ね継手長さ、ベース幅など
標準的なポイントをチェック。
数日後にはコンクリートに隠れてしまいます。
修正作業しっかりお願いします!

山梨市の住宅04 手作りのお菓子


山梨市の住宅のクライアントはご夫婦共に仕事をされていてお忙しいと思うのですが、
奥様は打ち合わせのたびに手作りのお菓子を出していただきます。
「テレビを見る時間があるならキッチンに立ってますね」
事もなげに言う奥様ですが、そのこだわり具合にいつも脱帽しています。
よもぎ団子を作るのに山によもぎを取りにいったとか、
こどもも一緒に早朝起きて下準備を始めたとか。
このマドレーヌにも試作と試食の繰り返しと
施工会社の分まで含めた大量のラッピング作業があったようです。
この奥様が使われるキッチンが設計のカナメになったことは言うまでもありません。
図面を見た施工会社の担当も「タダモノではない」度をじゅうぶん感じた様子。
とはいえ特別なことをしているわけではなく、ひとつひとつの使い勝手、
寸法、機器などを吟味して設計しただけのこと。
出来上がってみると家としての全体の中に溶け込んでいるはずです。
甘い物好きな私は、いつも食べ終えた頃に写真を忘れたことを思い出すのですが、
今回地鎮祭では手土産としていただき、無事記録が残りました。

山梨市の住宅03 地鎮祭


台風一過の素晴らしい好天のもと、山梨市の住宅の地鎮祭が行われました。
数日前は台風の上陸とちょうど重なるんじゃないかとが心配されましたが
当日は晴れ間が広がり、一同安心して集合しました。
初夏を通り過ぎて真夏のような日差しの中、こどもたちも一緒に参拝。
思い出になったかな。
一時間もいなかったのですが、首筋が日焼け。
今年も盆地の夏は暑そうです。
これからこの暑さのなかを動いていただく現場の方に感謝ですね。
無事に工事が進みますように。

山梨市の住宅02 工事契約

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山梨市の家が工事契約となりました。
クライアントと共に施工会社である坂本建設に出向き
契約書にハンコを押しました。
これから1/1スケールのものができると思うと、やっぱり気合が入ります。
帰り際、3者で「いいものつくりましょう!」と軽くエール交換できました。
今回の見積もりは4社に協力をお願いしました。
各社から分厚い見積書をいただくたび、図面を読んでお金をはじく労力を考えると
ここから1社を選ばなくてはいけないのは申し訳ないなあと思います。
でも我々設計事務所も初回プレゼンテーションには気持ちを込めたものを
作るために相当の手間をかけることを考えると、立場は違えど同じですね。
見積をよーく眺めて比較してみると、数字にもその会社の個性が見えてくるものです。
他3社はどこも魅力的な会社でした。
機会があったらぜひお願いしたいくらい。
この場を借りてお礼申し上げます。
さあ、確認申請を提出し、6月中には着工する予定。
どんなふうに立ちあがってくるか、楽しみです!

山梨氏の住宅01 縄張り

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昨年から手掛けている山梨市の住宅。ブドウ畑の中にある敷地です。
地盤調査の前にコネクトでラフな縄張りを行いました。
どの方角にも視線が抜ける、山梨らしい場所なので、
四方に開くことのできる、コンパクトな平屋の住宅になる予定です。
近くにある実家に帰られるクライアントが
正月に現地確認していただけるように年末に用意してみました。
年明けから本格的な設計作業を始めて、年内もしくは再来年の年明けに
完成する予定です。