ショールームで確認 2

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2箇所目はYKKのショールーム。TOTOと同じ場所で連携して運営されていて、とても便利。設計者としては施主の希望、予算、機能などを総合的に判断して各材料機器のメーカーを選んでいるので、サッシはYKKを第一にしているわけではない。しかし金物の動作機構、断熱性とコストのバランスなどでは今はYKKがおすすめであることは間違いない。

 

サッシは家全体の断熱性能向上の中では効果が体感しやすい場所。窓際の冬の冷気、結露などが生活の中でいつも気になる場所だからだ。リフォームの場合はサッシを2重窓にするのが断熱性能向上では最も手っ取り早い。

 

そんなこともあって、ショールームでもまずはサッシ(とガラス)のグレードによる断熱性能の違いを体感パネルで説明していた。簡単に言えばグレード=コストアップすれば断熱性能は向上しますよ、というもの。とはいえ、予算にも限りがあって今回は住居部分はAPW301を標準として、滞在時間の短い住居以外の部分にはフレミングJという選択。

 

APWとはYKKが最近押している樹脂製サッシ。一昔前のものと比べて耐久性などの基本性能がアップしているので、アルミサッシと同じように外部で使え、かつアルミと比べて断熱性能はかなり上がる。そのなかで標準的なグレードがAPW301

 

住まいの断熱を考えるとき、壁の断熱材だけでなく、開口部の断熱性能を重視しないといけない。ひんやりした空気が足元を常に動いていると不快に感じるもの。

また一言で「開口部」といってもガラス、という大きな面の素材とガラスを支える枠(=障子)に分けられることも知っておいてもらいたい。それぞれに断熱性能の違うものが用意されているので、予算と優先具合に応じてセレクトする。

 

さらにYKKのショールームでは開閉方法、鍵の掛け方、色などもチェックしてもらった。

引き違いの窓に付けられる戸先錠とクレセント錠の違い、すべり出し窓のカムラッチハンドルとオペレーターハンドルの違い、勝手口戸の換気窓の使い勝手など。

 

選択肢のあるものについては、実体験していただいて好みのものを採用したほうがよいですからね。


#サッシ#樹脂サッシ#オペレーター#断熱性#結露#玄関ドア#Low-E#APW

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