
身近な劇場でオペラの公演があったら、是非足を運んでみてください。
先月のことですが山梨でオペラ公演を観劇しました。
正直半年ほど前まで、山梨でオペラが観る機会があることを知らなかったのです。
コネクトも登壇したことのある、甲府の本屋さんが開いている朝の勉強会、「得々三文会」で上演団体tuttiY代表の川口聖加さんのお話、魅力にひかれて初めて足を運ぶことに。
場所は東京エレクトロン韮崎文化ホール。
韮崎という土地に立ち寄ったことがなく、場所的にも初めまして。
感想から先に申し上げると、まさに感激。大満足。市民参加のオペラとは思えない手の込んだ演出、演奏、衣装、舞台装置。閉幕後だけでなく、いろいろな場面で拍手を送りたい気持ちになりました。
心理的には少し距離のあるオペラという芸術を楽しんでもらうために、プレトークでモーツアルトや魔笛の解説をしたり、劇中に歌だけでなくセリフを盛り込んだり。市民が参加しているということは、兄弟・親戚・知人が演者として舞台に出ているはずで、その点でもぐっと近い関係ができているのでしょう。終わった後のエントランスホールは大賑わいでした。
仕事柄、舞台装置に目が行ってしまいます。大掛かりな舞台美術はないけれど、演出やストーリーとぴったり合った舞台装置がありました。1面にだけカラフルな色を付けた40~50センチくらいの四角い灰色の箱がいくつもある、それが主たる舞台装置。出演者が演技の中で運び、時にはベンチにしたり、蹴とばしたり、時には門にしたり、と場面展開の装置としても、感情表現の対象としても機能していて、要素が少ないからこそ伝わる内容がありました。とても粋な舞台装置。
それと衣装。一つ一つ丁寧に作られていて、手抜き無し。よくここまで作りんだな、と感心する衣装がいくつもありました。魔笛はある家のおもちゃ箱のおもちゃたちのファンタジー作品。登場人物にはいろいろなおもちゃや嬢王などが登場します。「6人の童子」というおもちゃ箱の中の平和を願う精霊のような存在を子供たちが演じていたのですが、個人的には童子の衣装がいちばん素敵でした。
当日配布のブックレットに川口さんがオペラ公演は「祭り」であり、作り上げていく過程が「まちづくり」に似ていると書かれています。文化を通して人をつなげ、街を活性化させている点では間違いなくまちづくりです。公演が「ハレとケ」のハレの部分なら、自分たちの活動の家づくりや建築、街並みをつくるという活動はケの部分です。少しでも地域に役立てるように我々も頑張ろうと思いを共有し、また新たにしました。

























