初めての経験 1年検査で指摘無し!

竣工、引渡しをしてから約1年後に行う検査、1年検査。
日本の四季を経験して、ひととおり家の動きが把握できたところで
不具合があれば手直しをしましょう、という確認のための検査です。
木造の家の場合、気が湿度を吸い込んだりするので、
多少の伸び縮みがあります。
床のフローリング、壁の下地のボード目地、建具の反り。
他にも照明器具が早くもつかなくなった、
換気のファンに異音がする、
といった住み始めてみないとわからない不具合が
ひととおり出るであろう時期をねらって伺います。
田端の家の場合、壁天井の仕上げが塗装でした。
塗装の場合、壁の板と天井の板がぶつかる部分=入隅(いりすみ)に
割れが生じやすいもの。
場合によっては大きな壁面のどこかに縦のラインが出てしまうことも。
敷地いっぱいに作ったので、屋根の形状も複雑だったので
内部の天井も複雑な形状。
どこかに割れは出ているんだろう、ぐらいの気持ちで行きましたが
ない。
どこにも、ない。
しかも小さなお子さんがいるので、階段や廊下部分の壁は
いたずら書きで黒くなっているかと思いきや
それも、ない。
「竣工検査のときのままですね、ビックリです」
とっても良い経験なのですが、
私は初めての経験、工務店の担当も初めての経験だったらしく
無理してあら探しをしてしまうほどでした。
SE構法で軸組がしっかり作ってあるから?
施主がとっても大事に使ってくれているから?
なかなか次に生かす経験とはなりにくい出来事ながら
気持ちのよい週末を送ることができました。

発見と出会い 田端の家



週末のオープンハウスには多くの方にご来場いただき、感謝です。
設計させてもらう家には我々の思い入れがたっぷり詰まっていますが、訪れる人はまた別の視点で見学します。
現地を訪れたときの感想、いただける意見、指摘などはとても参考になるもの。
立体的な楽しさ、風の抜け、空間の広がり、二階建て風、などなど。
どなたも一様に数字で見る面積以上に広がりを感じる、と驚かれていました。
場所を貸してくださった施主にまずはお礼申し上げます。

田端の家 完了検査

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田端の家、改めカドノイエです。
明日からオープンハウスの予定です。
先日、建物の完了検査を受けました。
完了検査とは、法律的に間違っていないか、
確認申請の時の図面と違っていないかを
役所や第三者機関の検査員に現地に来ていただいて
受けるもの。
大きな変更もなく、というか変更していたら事前に
届け出をしなくちゃいけないのですが、
粛々と建物全体を内も外もご案内して
図面通り、間違いなく作られていることを確認いただき、
無事、完了検査済み証が発行されることになりました。
写真はダイニングからスキップして上がるリビングを見ている
検査員、設計者、施工者の面々。
何でしょうね、別に悪いことしているわけではないのに
検査はちょっとドキドキしてしまう。
午前中で検査は終了し、終わってからは、
駅前ビルにできたコメダ珈琲で
内輪のおつかれさまの一杯。
もちろん、シロノワールもいただきました。
明日はオープンハウス。
見に来てくださいね!

田端の家 施主検査

夏のような晴天の日曜日、
お住まいになる前の最終チェックを行いました。

塗装工事が終わってから、この1週間で照明器具、
造作家具、エアコン、スイッチなどが急ピッチで
取り付けられていたので、
ほぼ最終形でチェックしてもらうのは今回が初めて。

タオル掛け、ポストなどの取り付け位置を現物で確認しながら、ひとつひとつ確認。

大きな問題なく、検査完了いたしました。
「この土地にこんな広い家ができるなんて」と
喜んでいただけました。

我々もほっと一安心。

以下は来週のオープンハウスに向けての
プチおすすめポイント、3つ。

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角地であることから、プライバシーを優先して
壁で囲ってしまった光庭に面する1階が
思った以上に明るくて、快適に過ごせそう。

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バスルームは「渋い!」のひとこと。
もちろんお施主さん、特にご主人の好みで選んだ色ですが、
なかなかここまで思い切ったバスルームもめずらしいかも。

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ダイニングのペンダント照明が匠。
吟味を重ねた複数のペンダントを、
いい~具合でランダムに並べ、
しかも吊元のソケットをプレート内に隠すという
電気屋さん泣かせ、いや電気屋さんからの提案の納め方。

他にもいろいろ見ていただきたいところ、あります。

そこでカドノイエは27,28日にオープンハウスを開催します。
我々建築家は住宅展示場のようなショールームを持ちません。
また、既にお住いの家にお招きすることもかないません。
実物の住宅をお見せできる機会はとてもありがたく、貴重です。
ご興味ある方はぜひご連絡ください。

田端の家 オープンハウスのお知らせ

この度、私どもが設計監理を行ってきました「カドノイエ」が竣工を

迎えます。お施主様のご厚意により見学会を開催させて頂くことにな
りましたのでご案内申し上げます。
敷地約15 坪の狭小敷地で区道と私道に面した「カドノイエ」。
時を重ね、家族のアクティビティが刻まれていく空間が伸びやかに完
成しました。
坪庭に面しながら柔らかな間接光につつまれた浴室、寝室。
光あふれるLDK。3D 屋根面と内部吹き抜け空間、出窓、廻り階段、
色彩の使い分けなど。
急ではございますが是非ご高覧の上、ご指導ご批評いただければ幸い
です。
コネクト標、滝川
 
日 時 5 27 日(土)1000 1700
    5 28 日(日)1000 1600
場 所 北区田端
 
構造・階数 木造3階(SE 構法)
設計・監理 コネクト 一級建築士事務所
施   工 株式会社印南建設


見学ご希望の方は詳しいご案内を別途お送りしますので、下記まで問い合わせください。 
事前予約先mail info@connect-arch.net

I邸OpenHouse案内状02 

 

ダイニングペンダント

 

5月竣工に向けて、仕上げ工事に入っている田端の家。 
先日はダイニングのペンダント照明の配置について打ち合わせをしました。 
ダイニングテーブルは、LDKのどこからも見える中心的な位置にあるので、
テーブル上に置かれる照明はとっても重要。
 遊びゴコロと少しゴージャスな感じを出そうと、
施主と共に、設計段階からさまざまな器具を候補にして検討してきました。
今回試みるのは、大きさの違う円筒形の器具、五つをランダムに並べること。
この「ランダム」感を醸し出すために、模型を作って、現場確認をしました。
テーブルに並べられた料理がおいしそうに見えることはもちろん
立って移動しながらみえる家の中の景色も重要。
ご主人は180センチに近い身長のため、我々の想定とは
目線も違うので、こうして現物サイズの確認が必要なのです。
あれこれやるうちに一応配置は決まりました。
とはいえ、この通りに電気工事ができるのか、
点灯してみたらまた違った印象にならないのか、
まだわかりません。 
「素敵にランダム」ってムズカシイー!

バスタブ見学

バスタブがワゴン車に乗ってやってきた!
田端の家のクライアントのこだわりの一つ、バスタブ。
ご自身でショールームを巡って、どれにしようか悩み中。
ショールームに行ってもすべてのバスタブ展示がある訳ではないので
想像を膨らませながら、家のお風呂に合って、体にフィットする
タブを選んでいます。
先日は大和重工さんがバスタブを車に積んで来てくれました。
大和重工さんのバスタブは鋳鉄製、ホーロー仕上げの浴槽。
これはおススメです。
設計者である自分たちも再度浸かってみたりして体感しました。
実はこれ、事務所の下の駐車場。
通り行く人から丸見えでしたが、しばしの仮入浴体験。
さてどれにするか、決まったでしょうか。