一級建築士定期講習@新宿


秋はお勉強のシーズン、という訳ではありませんが、週一のペースで何かしらの講義を聴いている気がします。
先日は建築士の定期講習会。三年に一度受けないと、業務に支障をきたします。この制度が始まって二度目の講習会。思い起こせば姉歯事件以来、建築の世界はさまざまに襟を正す方策をたててきましたが、これもそのひとつです。
朝の9時半から夕方の17時半まで講義。お尻が痛くなりますし、集中力もなくなってきますが、最後にマークシートの試験があるので、寝るわけにもいきません。お年を召した白髪の建築士も散見され、歳をとってからこの講義はさぞお辛いだろうな、とか、自分は何歳まで建築士と名乗れるのだろうと考えてしまいます。
つらいばかりではなく、最新の技術、法律、制度などを網羅的に教えてくれるので、実務面でも参考になる話も多く、お金を払って一日中座っている価値はありそうです。
建築基準法は今年の6月に改正されました。そこそこ大きな改正でしたから、こちらも学ばないといけませんね。

ヤマベの耐震改修セミナーで木造の耐震改修について学ぶ @東京建築士会


木造住宅を設計していると、構造のことであれこれ知りたくなります。そのとき参考にする専門書に、「ヤマベの木構造」という本があります。構造を専門にしている人も参照するような本で、私などは全て理解することは一生ないだろうという、深い内容が詰まっています。
著者の山辺さんが、昨年木造耐震の本を出版されました。私が所属している東京建築士会でセミナーをされるというので、聴講しに行ってきました。
近年の震災の話、地震動の性状、木構造の基本などの話ですでに二時間くらい。分厚い本を解説してくれるのか、不安になったころから、実務に即した耐震診断、改修の話がバンバン始まり、寝る暇なくあっという間に午後の半日が終わっていました。
山辺さんはもう70台。内容もさることながら、ほぼ半日立ちっぱなしで講義なさる姿に感動すら覚えました。

断熱&耐震リフォームのお勉強

180701長期講習
工事することで家の基本性能をアップするリフォームが断熱リフォームや耐震リフォームです。
いずれも生活していても目に見えない工事。しかも費用もそこそこかかるので、二の足を踏む方の多い分野です。しかし子育て世代が最初に買うのが中古住宅のことが増えていて、そういった長く家を使おうと考えている方に必要なリフォームなのですね。はい、この勉強会で知った、にわか知識です。
家のランニングコストを気にする、地震が来ても住み続けることができる、当たり前の性能を確保したうえで、デザインにこだわりたいもの。
耐震に関しては、耐震診断という方法で数値化して見えるようにしていました。今回の勉強で断熱に関しても見える化の方法を学んでいます。
次の段階は実績あるのみ。
どなたか断熱リフォームしませんか?

耐震診断士講習


昨日は中野区の耐震診断士講習を受けてきました。
リフォームの仕事でたびたび遭遇する、耐震診断。診断に市区から助成金が出る場合、診断できるのは地元の建築士に限定されていることが多い。
それじゃあ、ということでまずは中野区の講習会に出向いた次第です。
あとは書類審査をパスしたら、区の耐震診断士になれるとか。木造限定ですが、来年度からです!

CASBEE試験

5月に講習会のあったCASBEE戸建の試験を受けてきました。
講習会blog
前日に受験票に写真を貼って、これでOKと出かけたのに、会場近くの駅を降りた
ところで受験票にある地図を探そうとしたら、机の上に置いてきたことが判明!
免許証を見せて臨時の受験票を作ってもらい、試験を受けられましたが、
直前にあせる出来事があるといやな予感がしますよね。
試験といってもテキスト持ち込み可なので、たかをくくっていました。
が、たっぷり5分前まで解いてました!
以外にみっちり感のある問題に冷や汗。
何とか全問に回答することはできたものの、見直しなんてできず
結果はどうなるのでしょう。。。

CASBEE講習会

CASBEE戸建の講習を受けに横浜へ。
環境に配慮したデザインしますよ、といっても客観的な指標がないとクライアントが評価しづらい。
そこで2年前にできたCASBEEシリーズの、まずは住宅向けのところを知っておこうということ。
CASBEEとは国と業界と研究者が主体となって建築物の総合的な環境性能を評価する
システム作っていて、新築のビル・住宅から改修、既存建物などの企画段階から数十年使ったあとに壊すところまでを評価しようというもの。
その住宅版がCASBEE戸建。
講習を受けてわかったことは、総合的な評価方法なので、設計者としては良い面と悪い面が
あるものの、模型を作るのと同じで、設計ツールとしてはとても有効なモノだなあというものでした。
例えば、まちなみ・景観へ配慮するとポイントが入る項目があったり、
躯体の劣化性能を2世代くらいは持つものなのか、3世代くらいは持つものなのかで
ポイントが変わってきたりする。
反面、クライアントの生活スタイルに合わせてプランが良くできている
なんていう項目は評価対象ではない、というかそんなのは客観的な指標には入らない。
これが普及してクライアント側から求められるような時代が来るといい。
でもしばらくは評価システム自体を説明するところからやらないといけないんだろうな。
帰りは新宿世界堂で模型材料を買いに。
学生が、この板500円もすんの~、と話してる横で1万円以上の大人買い。
仕事だから大人買いとは違うか。
でもなぜか気分良く店を出たものの、あまりの重さに中野駅からバスで帰りました。

1級建築士講習会

先月の管理建築士講習会に引き続き今度は1級建築士の講習会へ。
同じ団体の主催する講習会だったので、講師の半数が同じ方で
しかも内容が重複する部分も多くて、今回はそれほど大変じゃなかった。
前回はビッグサイトの会議場の椅子で、隣りとの距離も狭かったことも
疲れた原因じゃないかな。
丸1日の講習会なので、普段勉強モードになってない頭にはちと大変。
新宿で行われた今回の講習は、法改正の内容の周知が主なものだけど
実は後半1/4ぐらいで話のあった、建築士の置かれている現状についての
お話の方が私にとっては勉強になった。
個人事務所で活動していると、業界の現状とか今後の趨勢というのは
肌身で感じるものとネットなどの情報を総合して考えていたけど、
数値化されて、建設投資が数年前の何割減とか、住宅着工件数の
エリアごとの分布などが示されると、よりリアルに想像できてよかった。
あまりにも短時間の講義なので、超スピードで飛ばし飛ばし読む程度だった
ものだから最後のテストの余った時間を使ってテキスト再読。フムフム。
これこそ意義のある内容だった。
もちろん法改正の中身もちゃんと頭に入れましたよ。

管理建築士講習会

建築関連法律の改正に伴って始まった
管理建築士のための講習会に参加してきた。
テストに合格しないとダメなので、寝ないで必死に聞く。
改正された法律の内容だけを履修するのかと思いきや
事務所を管理するためのノウハウまで指南いただいた。
基本はコンプライアンスのための建築と一般法律の話なのだが、
後半になるにつれ、紛争処理、設計事務所損保などの
今までに経験したことのない、
だけどリアルな危機管理についての事例の話が続いた。
朝から計5人の講師が話すのだけど、
最後の講師は東京海上の人。
話の仕方も一番上手で、何だかうまい話だな~と
納得している自分がはめられているような気がした。
5月末に結果発表予定。プチどきどき。
話は変わって、トイレのこと。
イベント会場で女性トイレに行列ができているのをよく見ますが
今回はその男性版を体験しました。
会場900人のほとんどが男性で、休憩15分に殺到するものだから
長蛇の列。
女性のつらさを実感しました。