ディアドクター

ここ数か月、映画の日に予定があってまともに映画を見れていなかった。
時間があれば映画の日じゃなくてもいいじゃん、ということで
暇を見つけてディア・ドクターを見に行った。
人間臭いのがいい映画。俳優と役がぴったりしていて、物語に入り込んで見れる。
「素」とか「地」とか「奇をてらわない」とか、そういう映画。
でも映画に求める感動とか高揚感とか、知らない世界を体験したかのような
充足感みたいなものがないのがいまいちでした。
過疎と医療という裏テーマや、地を行くストーリーはある意味
今の日本の現状をそのままを映画化しているような気もした。
稲の上を流れる風の跡とか、棚田の向こうの道を動くバイクといったカットは
心癒された。こういう圧倒的にきれいなカット割りがもう少しあれば、違う映画になったと思う。

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