CASBEE講習会

CASBEE戸建の講習を受けに横浜へ。
環境に配慮したデザインしますよ、といっても客観的な指標がないとクライアントが評価しづらい。
そこで2年前にできたCASBEEシリーズの、まずは住宅向けのところを知っておこうということ。
CASBEEとは国と業界と研究者が主体となって建築物の総合的な環境性能を評価する
システム作っていて、新築のビル・住宅から改修、既存建物などの企画段階から数十年使ったあとに壊すところまでを評価しようというもの。
その住宅版がCASBEE戸建。
講習を受けてわかったことは、総合的な評価方法なので、設計者としては良い面と悪い面が
あるものの、模型を作るのと同じで、設計ツールとしてはとても有効なモノだなあというものでした。
例えば、まちなみ・景観へ配慮するとポイントが入る項目があったり、
躯体の劣化性能を2世代くらいは持つものなのか、3世代くらいは持つものなのかで
ポイントが変わってきたりする。
反面、クライアントの生活スタイルに合わせてプランが良くできている
なんていう項目は評価対象ではない、というかそんなのは客観的な指標には入らない。
これが普及してクライアント側から求められるような時代が来るといい。
でもしばらくは評価システム自体を説明するところからやらないといけないんだろうな。
帰りは新宿世界堂で模型材料を買いに。
学生が、この板500円もすんの~、と話してる横で1万円以上の大人買い。
仕事だから大人買いとは違うか。
でもなぜか気分良く店を出たものの、あまりの重さに中野駅からバスで帰りました。

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