手きざみ

「ますほ」が進んでいます。
5月16日に書いた増穂町平林の二地域居住、田舎暮らしの体験施設です。
前回に引き続き2回目の大工打合せ。
この物件は工務店がクライアントなので、通常の進め方とはちょっと異なり、
設計途中から詳細を調整しているのです。
さらに、木造軸組みの加工が全て手きざみ!
木造住宅でプレカットではなく大工が手きざみする現場はとても珍しい。
少し前までは、設計事務所の入った物件で、少しでも特殊な形状をしていると
「あ~これはプレカット無理だね」
となっていたのですが、ここ数年
「できますよ」
と二つ返事でプレカットで現場納品ということが多かった。
私も最初にやった住宅の現場で体験して以来かな。
ただし加工に時間がかかるので、設計途中から大工さんに入ってもらって
柱・梁などの部材の加工まで先行して決めているのです。
小さい規模ながらも木造の特殊建築物になるので
法律のうえでも火災時の対策がいろいろと細かく決められていて
それをあれこれとクリアしながら設計をまとめています。
とはいえ、先日の打合せで骨組みについてだけはGOがかかりました。
あとは詰められるだけディテールを積み上げる作業。
机の前でコツコツとやっております!

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