町田の保育園18 屋上

少し前のことになりますが、町田の保育園では屋根の防水工事の真最中でした。
二週続けの降雪のとき、都心部では数日で歩けるようになりましたが、
保育園のある付近は1週間後も歩道に残っているほど積もりました。
コンクリートでできた屋上にはシート防水をするのですが、
下地であるコンクリートが乾いていないと、時間が経って蒸発し始めた水分が
シートとコンクリートのあいだに溜まって膨れてしまいます。
雨なら流れてくれますが、雪は降った場所に留まる難敵。
現場担当の小林さんは降雪のたびに、日曜出勤で雪下ろしをするはめに。
本当におつかれさまです。
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写真は屋上機械を載せるためのコンクリート基礎と鉄骨架台。
コンクリートには塗布防水をしています。
鉄骨には業界用語で「ドブ漬け」と呼んでいますが、
錆びないように溶けた亜鉛に漬けた鉄骨が、基礎の上に載っています。
単なる架台なので、デザインも何もないんですが、
個人的にこのドブ漬けの鉄骨が好きなんですよね。
出来たてはピカピカしていますが、
時間が経つにつれて渋くグレーがかってくるあたりが
経年変化があり、かつ素のままの材料、ということで気に入っています。
というわけで写真をパシャリ。
人目に触れるところだと、さらにリン酸処理加工をしてあげれば、
渋いグレー色に最初からお目にかかれるのですが、
こどもの集まる保育園では大人っぽ過ぎ、シブ過ぎ、になってしまうので
今回は使っていません。
しっかりこども目線で現場監理しているから、逆に新鮮に映ったのかもしれない、
ということで。

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