家のカタチを考える


家の外側のカタチ、色、素材は
都市部の狭小地でなければかなり自由です。
シカクい家。
勾配屋根の家型。
正面に窓がない家。
和風、リゾート。
家のカタチを考えるときは、屋根がどんなカタチになっているのか、軒の出があるのかないのかを主に考えると良いです。
写真にある家の場合、左手と右手の両側に小さなお寺があったので、景観を守る意味でも方行の屋根にしました。
屋根の素材は瓦に近い、ガルバリウム鋼板の銀黒色とし、葺き方も瓦のように見える横葺きにしました。横葺きの中でも、一文字葺きにすればさらに瓦に似せることができましたが、遠目に見て似ていれば十分だと判断しました。
軒の出はしっかり深く取りました。
外壁に落ちる影。
軒下空間を多様に使うことを想定したからです。
方行の屋根が、ひとつ屋根の下という家族の一体感も生んでいると思います。

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