VOLA 50周年


水栓金物の定番、VOLAが創立50周年を迎えて、日本の代理店であるCERAトレーディングで2日に渡って講演会を開催すると聞き、聞きに行くことにしました。
CERAトレーディングさんは31会でLOVE! bathroomという連続展覧会を開催させていただいていたり、VOLAは設計を始めた頃からずっと変わらない定番の商品だったりと、勝手に親近感の湧く組み合わせだと感じています。
アルネ ヤコブセン、という建築家はご存知ですか?VOLAのデザインは彼のもの。コルビジェなどと同世代?同時代?のデンマーク近代建築の巨匠です。
驚いたのは、今のVOLAの役員が、私たちの使命はヤコブセンの理念を継続することだ、と言っていることです。
新しい商品を開発するときも、すでにある商品をバージョンアップするときも、ヤコブセンならどう考えるか、を第一優先とするらしい。
この話を聞いた時点で、同席していた建築家は心掴まれたハズ。
もう一つ心を掴まれたことがあります。
水栓金物は型に溶かした金属を流し込んで大量生産するもの。それがVOLAでは、錫にしろステンレスにしろ、無垢の塊から削り出ししているということ。
この無垢って言葉にも弱いんですよね。
混ざりっけなし、もしくはひとつひとつカタチを作り出している感じがするからかな。
とにかく、この二点がある限りまだまだ続きますね、VOLAの水栓。
あっ、でも高いのであんまり数多くは使えません。悪しからず。

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