渋谷駅の改修現場を見ながら記憶の継承について考える

 

建て替え最中の渋谷駅。
もともと東横線の渋谷駅のあった付近。
一度解体されたはずが、懐かしいボールト屋根が復活しているのかも?
という写真が撮れました。
東横線は現在では地下に潜っているので、駅舎が復活しても電車はここに来ないのですが、
記憶に残るカタチが継承されることは良い事だと思います。
住宅の場合でも、建て替え、リフォームの計画時に残したいモノ、
大事にしたい景色をまず考えます。
木造の梁を上がり框に再利用したり、透かし欄間の細工を建具に挟み込んだり。
木造住宅の場合は再利用できる部材が必ずあります。
またすっかり建て替える場合であっても、
リビングからの景色は同じものが見えるようにしたり、
風の流れを考えて窓の位置だけは同じだったりします。
そこには家族の記憶を継承したり、
居心地に直結する場所の記憶を継承したりする意味があると考えています。
あたなの家なら何を残したいですか?

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