鉄骨を木でサンドイッチしたパナソニックのテクノストラクチャー見学会 @二子玉川

 

木造の家でも昔から一部に鉄骨の梁を入れたりしてスパンを飛ばしたり、
二階に書庫やピアノなどの重いものを置くための荷重を支えるために、
梁を木製から鉄骨に変えることはよくあることです。

現在進行中の朝霞の家でも、一部に鉄骨を使っています。
一部でなくて、全体を鉄骨造にした方がそれは頑丈ですが、
コストがグンと上がりますので、そこは予算との相談。

木造でありながら、一部鉄骨梁の良いところを拡大して、
ひとつの工法システムとして昔から展開しているのが、
パナソニックのテクノストラクチャー工法。
薄肉の鉄骨梁を使い、広いスパンや二階床のはねだしを実現しながら、
大工さんが工事ができる木造の工法です。

テクノストラクチャー工法の現場見学会が二子玉川で開催されると聞き、行って来ました。
週末の相談会でよくパナソニックには行くので、工法について知ってはいたのですが、
実際に見たことはなかったので、良い機会です。

写真にあるように、パッと見は木造。
でもよく見るとグレーの部分は梁にスチールが見えます。
たったこれだけ、と言えばこれだけなのですね。
でもそれほどコストアップせずに木造ではあきらめていたことが
簡単に実現できるのはいいことです。

住宅の場合は、工務店さんが限定されますが、
住宅以外ではどの施工会社であっても部材供給をしてくれるらしい。
しかもよく見ると接合部の金物や、基礎の形状など
職人さんが困ってしまいそうな納まりはどこにもありません。
これは工務店の規模に制約を受けることなく導入が可能と見受けました。

1階に大きな部屋が必要な保育園を作り、2階は賃貸の住宅などという
構造的に無理が生じそうな計画で威力を発揮しそうです。

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