狭小地の一階でも部屋を太陽光で明るくできる光ダクト 東洋鋼鈑ショールーム見学

明るい、暗いは感覚に個人差があるもの。
明るさを何で確保したいのか、も好みによりますよね。
部屋の色、必要なところに照明を、窓を大きくなどなど。
先日、照明ではなくどうしても太陽光で明るさを確保したい、
というお施主さんのためには面白い、「光ダクト」という商品を扱っている
東洋鋼鈑さんのショールームにお邪魔しました。
写真にあるのは、光ダクトから漏れる太陽光だけの部屋の明るさ。
あいにく朝は雨、この時間はくもり空の天候でしたが、
ダクトから漏れる光だけでテーブル周りは十分明るい。
ダクトの反対側の出口はトップライトの真下につながっていて、
ダクト内が特殊加工された反射鏡のようになっています。
太陽光が反射して机の上で開放されているという仕掛け。
机の上にトップライトがあるようなものですね。
壁にかかる植物は本物らしく、成長もしているとか。
トップライトではなく、壁にある窓にダクトを付ける方法なども
別の部屋でサンプルを見ながらご説明いただきました。
建築基準法では人が滞在する部屋を居室と呼んで、
居室には自然光が入るマドを付けることを義務付けています。
隣地からの距離、敷地の用途地域などから計算して
明るさが確保されていることを確認申請で計算書にまとめて提出します。
光ダクトは、今のところ自然光が入るマドの一つに認定されていないので、
個人の希望で付ける、付けないを決めているようです。
近い将来これが自然光の入るマドだと認定されるといいですね。
さて、光ダクトを作っている東洋鋼鈑さんは私も参加している
建築家31会協同組合に協賛会社として加入していただいている会社ですが、
まだショールームに行ったことはありませんでした。
千代田区番町と聞いて、マンションの一室にでもサンプル的に
取り入れたところがあるのかな、程度の認識で行ってみたらびっくり。
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おおきな本社ビルを構えていらっしゃる横に、ひと棟のショールーム棟がありました。
業務のメインは鉄板の薄板をさまざまなものに加工して業者に販売する会社です。
缶コーヒーの缶、電池の入れ物、DVDのディスクなどなど
光ダクトの説明が終わった後に紹介してもらった、本業?の製品たちが
すごかったこと。
おおきな会社に協賛をしていただいていたんだという感慨と
ますますがんばらねば、という思いを強くした見学会でした。

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